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カテゴリ:コーチングモデルと体現(プロレベル)
明日は外資系のビジネスクライアントの導入セッションだ。 私自身は、どんな人でも、どんなテーマからでも、 一番最後に聞こえるクライアントの根源的な叫びは いつも同じように聞こえてくるなと感じている。 だから、私は正直、小さなテーマや小さな事象や行動をとり扱うような 最新のコーチングツールには興味がなかった。 邦訳のコーチングバイブル(第二版)は、 アメリカでここ数年使われているツールについての部分の翻訳が すべて割愛されているが、そんなものだろうと思っていた。 が! 明日のための資料を複数考えながら印刷していたら、 面白いツールタイトルが目に飛び込んでくるではないか! たとえば、Job Performance Wheel いわゆる人生の輪の仕事バージョンであり、自己診断リストだ。 しかも、自分により適応できる項目に入れ変えていいと書いてある、その柔軟性がかえって中途半端におもえたりもするが、 (だって、パフォーマンス向上のキードライバーって、あるんじゃないのかなって思うから) でも、クライアントと話す最初のきっかけとして、コーチとして使うなら、そのゆるさで、いいのだと思う。 隣の頁の、Performance Awareness Appraisal も、けっこう面白く、使えそうだ。 会社にとっての重要性と自分自身にとっての重要性を 個別項目ごとに見るというものだが、 会社と自分の間のギャップを あらかじめテーブルの上にだしておけば、 温度差について意識できるし、区別のスキルのように いろんなものがこんがらがらず、頭の中がさっぱりしそうだ。 意識できるだけでも、打開策もでてくるし、コーチング本編でも 具体的に見ていくことができる。 そして、たとえば 自分にはその時間をとれないとかスキルが足りないと思えば、 それを重要で好きでたまらないと思っている人と チームを組んだり、協業することだって 今まで以上積極的にできるかもしれない。 自分でやるしかないなら、勉強してもいいだろう。 人生を深めるというより、 コンサルティング的で、調査的なツールで 私がいたギャラップオーガニゼーション (ストレングスファインダーの会社)がとっても好きそうな感じだ。 人生の学びを深めたい、 自分の魂の方向をしりたいというより、 当面のビジネスパフォーマンスをどうしても出したくて 初期はコーチングにやってくるクライアントには、 とても具体的なステップを提示することになるので、 初期におけるコーチングの満足度は高くなるような気がした。 コーチングバイブルの原書 ”Co-Active Coaching New Skills for Coaching People Toward Success in Work and Life" には、 沢山の最近の(とは言っても数年前出版)コーチングツールが収録されていて、 しかもPDFでもらえ、クライアントへの使用・プリントも許可されている。 さて、どれくらいのコーチがこのツールを現在活用できているのだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年11月28日 00時38分35秒
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