モビルウィザードコップ(仮)草案
現在自作ボドゲ『日本第3機動都市』のテストバージョン5の調整中ですが、バージョン4でほぼ完成形となったバトルシステムに加え、探索システムを強化してかなり手応えを感じてきたので、システム完成は近いかも?当然、ここに至るまでに試行錯誤してきたアイディアの中には没になったシステムが数多くありますが、相性が悪かっただけで良いメカニクスは別コンセプトのゲームアイディアに横流ししています。今回はそんな不採用となったアイディアを寄せ集めたボドゲについて。仮称タイトルは『モビルウィザードコップ』。マーダーミステリーとデッキ構築型ファンタジーRPGを合わせたようなSFポリス・ストーリー重ボードゲームです。機動都市ボドゲで実装しようとしていた非対称対戦に関するアイディアはこっちに移し、犯人側のプレイヤーも参加出来るようにしています。もちろん犯人側のプレイヤーなしでも遊べるし、ソロプレイはもちろんの事、参加人数に応じてバディーものや専門スキルを持った役割を分担して遊ぶ組織ものとしても遊べます。事件(クエスト)を捜査していく過程で真犯人(ラスボス)の正体が確定するため、遊ぶたびにラストバトルの相手が変わります。刑事ものの皮を被ったデッキ構築型バトルRPGなので、最後の戦いが終わればゲーム終了。サイバーSFっぽく魔法属性の代わりに製造メーカーなどで表現したり、事件現場の痕跡や記憶へのダイブからラスボスのスキル情報などを集めていきます。ラスボスの正体を推理する事で、ラストバトルまでに有利になりそうなデッキ構築をしていく流れになります。ラスボス側のプレイヤーが居る場合は、ミスリードさせるための工作テクニックが問われます。警察側のプレイヤーは全員ノンスキルの新米キャラで始めてもいいですが、ベテランや専門スキルを持つキャラを選ぶ事も可能。シナリオによっては捜査官プレイヤーの一人が犯人である事も。このようにプレイ人数や役割設定で様々なシチュエーションで楽しめるのが最大の特徴。捜査官の武装は捜査中に発生する雑魚敵との戦闘や聞き込みでリソースを集め、「申請」して「承認」を受ける事でRPGのショップのように新たな武装やスキルを獲得していきますが、使用する際に一般人の避難や関係省庁への根回しが必要な事もあります。ローグライトゲームのように武装カードの組み合わせで様々な相乗効果を生み、一人でも様々なコンボを構築出来ますが、他の捜査官と協力する事で敵を倒すだけでなく捕縛や追跡を容易にし手がかりを多く得る事も出来ます。今は機動都市ボドゲを中心に制作しているので表面的なシステムしか作ってませんが、重ボドゲを作りたくなったら本格的に制作を検討するかも。