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テーマ:今日の出来事(288969)
カテゴリ:イタリア生活
今日もまた「胸関係」の話題で申し訳ない。 今日マンモグラフィの検査に行ってきた。 前回は3年前の春だった。 3年前初めて検査に行った時は、前もって体験談を聞いていたので、 「痛いんだろうな~~」 「翌日は筋肉痛だろうな~~」 と心の準備は万全だった。 確かに嫌な検査ではあるが、必要だし、思っていたよりも 痛くなかったのでホッとしたのを思い出した。 さて、小雪の降る中、市の外れにある古い病院に行ってきた。 やっぱり古い病院で、お屋敷みたいな外観。 3年前もこの病院での検査だった。 前回は気がつかなかったけれど、隙間風が入ってくる。 受付に行って予約を確認し、待合室で10分くらい待つのだが、寒い。 隙間風がひゅーひゅー入ってくる。 イタオヤが手術を受けた、サンタ・クローチェという 市内の病院は、10月だというのに暖房がガンガンかかっていて 気持ち悪くなるくらいだったというのに、 このお屋敷病院は寒いったらありゃしない。 こんなんで上半身裸の検査なんて受けられるんだろうか・・・ なんて寒い想像が働く。 さて、名前を呼ばれて更衣室に案内され、 暖房がしっかり効いていたので安心した。 検査してくれるのは、3年前も同じ看護士さんだったような気がする。 話しながら、私が日本人なのか中国人なのか聞き出し、 結局3年前と全く同じジョークを飛ばしたので 同じ看護士さんだったと確認した。(#^.^#) 1度経験済みのマンモグラフィ。 今回は心の準備もしっかりできていたというのに、 すごーく痛かった。 3年前はこんなに痛くなかったのに~~~ と思わず看護士さんに訴えてしまったほどだ。 そのあとエコグラフィーの部屋に通される。 前回は男性医師だったので、またあの人かなぁ・・・ なんて思いながら待っていたら、 今回はハツラツとした感じのいい女性ドクターだった。 検査した結果、今回も異常なしでホッとした。 検査代、35ユーロなり。 検査に至るまでに、ちょっとした問題があった。 というのも、10月中に村の診療所に行き、 主治医にマンモグラフィの検査を受けたいので、 書類を書いてくれと頼んだところ、 「しこりがあるの?」 とか 「体調が悪いの?」 とかって聞くので 「前回検査したのが3年前なので、そろそろ検査しようと思うんです。」 と言ったら 「困ったな~~ 何かしっかりした理由がないと、病院のほうで 文句言ってくるんだ。」 と言う。 「先生、乳がんは事前に検査する事ですぐに見つけることができるんですよ。 そういう風にキャンペーンもやってるじゃないですか。 しこりを見つけてから慌てるより、ある年齢になったら 定期的に検査するのが当たり前でしょう?」 と私も負けない。 診療所で1時間も待ったんだ。 ここで塩振られてたまるかい!! 「あなたの言うことは、その通りなんだけど、 医療費の削減を言われていて、何か問題がない限り、 マンモのような検査代がかさむ検査は、なるべく控えるように って上から言われているんだ。 困ったな・・・」 「先生、それじゃ、右の脇の筋肉がつるって書いてください。 3年前もその理由で検査してもらったんです。 イタリアでは10人に1人の割合で乳がんになるんですよ。 ご存知ですよね? 散々予防のキャンペーンをやっておきながら、 いざとなったら検査をしぶるなんて、ひどいわ!!」 という私の訴えが効いたのか、 主治医はやっとマンモグラフィの検査の書類を書いてくれた。 それから病院に電話して、予約を入れる。 その時も、受け付けの人に 「書類には何故検査を受けるか書いてありますよね? それを読んで下さい。」 と確認が入る。 あいにくその書類は手書きで、主治医の手書きが読めなかった私は FAX か E-メールでその書類を送れと言われ、 仕方なくスキャンしてメールで病院に送った。 アメリカでは8人に1人。 イタリアでは10人に1人。 日本では20人に1人。 という確立の乳がん。 10月は乳がん検査キャンペーンの月だった。 日本ではポスターを貼ったり、ネットを通して キャンペーンを広げていたが、イタリアでのキャンペーンは あまり大々的には行われていなかったような気がする。 イタリアの乳がん防止キャンペーンのサイトを、10月に見に行った時も、 「市の診療所で、触診検査とエコグラフィーを無料で行います。」 というキャンペーンはあったが、 肝心のマンモは無料ではなかった。 35ユーロって、結構高い料金だ。 血液検査に18ユーロ払っている国民の感覚で、 マンモの検査は35ユーロというと、 経済的な負担が大きいような気がする。 マンモの検査を通して、イタリアの矛盾した医療問題を 垣間見たような気がした。 PS. 女性の気持ちを知りたい、メンズブラ着用の男性達、 マンモは究極の女性体験ではないでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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