|
テーマ:今日の出来事(288969)
カテゴリ:イタリア生活
火曜日にイタオヤは、左側のそけいヘルニアの手術を受けた。 前回と同じスケジュールで、火曜日の朝7時に絶食状態で病院に行く。 前回と同じ、「日帰り手術用」の病室に入り、落ち着く。 そこで今回は何番目に手術されるんだろうと看護婦に聞いてみる。 前回は2番目で、かなりスムースに進んだのだ。 「えーっと、イタオヤさんですね。 5番目です。 だいたい11時頃順番が回ってきますよ。」 ![]() ![]() ![]() ![]() そんな~~~あと4時間も待つの? これで私もイタオヤも、かなりガクリときた。 実は前日の夜、 「明日はもしかしたら1番目かもよ~~~うふふのふ~~」 なんて2人で期待していたから。 絶食状態だし、とにかく早くオペルームを出たほうが回復も早い。 というわけで、出鼻をくじかれた感じになった。 今回も4人部屋で、先客が既にいた。 山に住んでいるおにーさんで、胆石を取ってもらう手術をしたのだが、 手術の2日前に木を切っていてその木が足首を直撃し、 骨折してしまったという。 というわけで、左の足首はしっかり固定され、 そしてお腹に創も持っていた。 本来ならば他の病室に滞在しなくてはならないのだが、 あいにくベッドがなく、日帰りの病室に滞在させられる事になったという。 そのおにーさん以外は3人ともそけいヘルニアの手術だった。 1人はイタオヤと同じくらいの年齢の男性。 もう1人は23歳の若者だった。 今回は待ち時間がかなり長かったが、幸運な事に 患者も、その家族も常識のある普通の人達で 前回のような青空市場のような喧騒は全くなかった。 23歳の若者のお父さんが付き添いできていたのだが、 そのおじさんとイタオヤが自転車のロードレースの話で やけに気が合ってしまい、共通の知り合いもいて かなり話が弾んでいた。 さて、11時半にお迎えが来て、イタオヤはオペルームに入っていった。 そして出てきたのは13時過ぎ。 話によると、今回は脊髄麻酔もあまり効き目がなく 手術中にちょっと痛みが走ったという。 それを2度くらい麻酔医に伝えたそうだ。 そんなわけで、病室に戻っても、前回のようにトロンとは していなかった。 痛みを堪えている感じだった。 その後看護婦さんにしっかり点滴を入れてもらい、 どうにか痛みも和らいだようだ。 13時過ぎにオペルームを出たんだもん、もしかしたら 今夜はここでお泊りかも。 という不安がなんとなくよぎる。 ![]() そして15時。 前回と同じ設定で、看護婦さん2人が病室に入ってきた。 患者3人の着替えを手伝うためだ。 他の2人はイタオヤの前に手術を受けたので、着替えるのはともかく、 イタオヤはこんなに早くはムリなんじゃないかと思った。 だって、術後2時間しか経ってない。 20分後病室の扉が開き、中に入ってみると、 イタオヤはすでに着替えを終え、ベッドの横に立っていた。 他の2人も着替えは済ませたのだが、ベッドに横になったままだ。 「ちょっと、いいの、座ってなくて?」 という私の心配をよそに、イタオヤは 「平気、平気。」 といいながら、そのまま座ろうとしない。 話を聞いてみると、他の2人は麻酔がまだ効いていて 脚の感覚があまりないそうだ。 多分この2人に沢山麻酔を使っちゃったんで、 イタオヤの分は切れていたんだろうか・・・・ なんてどうしょうもないことまでふと頭に浮かぶ。 17時半になって、やっと尿意をもよおしたようで、トイレに行き、 排尿した段階でほとんど退院可能な状態になった。 ちょっと心配だったのは23歳の男性。 彼は最後の最後まで 「頭がフラフラする。」 とかって言ってベッドに寝転がったままだった。 結局18時半過ぎには退院して行ったが、麻酔が効き過ぎるのも 考えものだなと思った。 この日は帰宅は19時半になり、天気予報もはずれて 雪も降らずどうにか帰ってくる事ができた。 こんな状態で雪まで降ったら、ただでさえ ![]() 絶対にヘマをしていたような気がする。 というわけで、今回もイタオヤの手術は無事に終了したのだった。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[イタリア生活] カテゴリの最新記事
|