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テーマ:今日の出来事(288971)
カテゴリ:イタリア生活
いや~~、焦った。 びっくりした。 何のことかっていうと、今日ランチの時間に社員用のトイレに行き、 5つある個室のうち、いつも使っている個室に入ったはいいものの、 ドアのノブが壊れていて、出れなくなってしまったのだ。 この個室、前からドアのノブが怪しかったんだけれど、 今まで何度も使用していたし、まさか閉じ込められてしまうとは 思わなかった。 私は個室に入り、鍵をかけた時点で、「あれ? ノブが変?」 と気がつき、鍵をはずして出ようとしたが、ドアが開かない。 いつもマーラちゃんが数分後にトイレに来るので、待つことにした。 マーラちゃんはフンフン♪と歌を唄いながらトイレに入ってきたのだが、 個室から聞こえる私の救助を求める声に、焦ってしまったようだ。 「マーラちゃん、ノブが壊れていて、個室から出れない。 メンテナンスのおじさん呼んできて~~!!」 という私の声に、マーラちゃんは 「ちょっと待って、私やってみる。」 とドアの向こうでいろいろゴタゴタしていたが、ムリだとわかり、 「にきーた、今メンテナンス呼んでくるから、もう少しの辛抱よ。」 といって、助けを求めに走る。 5分はかかるな、と思った私は、せっかくトイレに入ったんだから 用をたして・・・・ とそれも済ませ、水を流した所で、メンテナンスのおじさんと マーラちゃんが駆け込んで着てくれた。 さすがはメンテナンス。 1分もしないうちにドアを開けてくれて、私は無事出ることができた。 このトイレの個室は、高さが2,5mはあると思う。 ドアも地面からビッシリとふさがっていて、天井から下50cmくらいは 隙間があるので、忍者のような人ならどうにかよじ登って出ることも 出来るだろう。 しかし、とてもそんな軽ワザが出来るようなにきーたではない。 日本やアメリカでみた、地面から30cmくらい隙間があいている 個室がうらやましく思えた。 このトイレには個室が5つある。 後でわかったことなのだが、過去にも数人個室から出れなくなった 社員がいるという事だ。 ある時はノブが壊れていたから。 そしてある時は施錠 ![]() 今まで何度も使用してきたトイレだが、もし帰宅寸前にトイレに 閉じ込められて、誰も助けに来てくれなかったら・・・・?? と想像してちょっと恐くなった。 冗談で、 「私今回のことでコリゴリだわ。 もうトイレのドアを閉めたり、鍵をかけたりするのやめるから トイレに入ってきて、先着の私が開放状態で個室を使用していても みんな我慢して頂戴ね。」 なんて言ってみる。 もちろん笑われてしまったが、マーラちゃんは笑ってなかった。 そしてこう言った。 「にきーた、あなたはこうして冗談言って笑ってるけど、 私はとても笑えないわ。 もし私がトイレに5分でも閉じ込められたら パニック状態に陥ってブルブル震えていると思うの。 ![]() 私、あの個室を使うのやめることにした。」 人それぞれだなぁ・・・とまた思ったのだった。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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