722877 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

浦島にきーたin Italy

浦島にきーたin Italy

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Comments

ねこ級@ 2014年 あけまして おめでおとうございます かなり前にイタリアの綺麗な景色をこの ブ…
カーサン4452@ 。゚+.謹賀新年゚+.゚(○゚∀゚)(○。_。)ペコッ お元気ですか~? 今年もよろしくお願いい…
lovetoknit@ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 逃亡者38号さん♪ おにーさま、病の床か…
逃亡者38号@ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 少々 情報を。 フィリピン人は その知…
lovetoknit@ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) satomama8799さん♪ おっしゃるとおりです…
satomama8799@ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 後進国ゆえの、無知・無教養・思想・思考…
lovetoknit@ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) カーサン4452さん♪ なんだかね、次元を超…
カーサン4452@ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) もう、こうやって外国人をサポートしよう…
lovetoknit@ Re[1]:真夜中の嵐(05/12) satomama8799さん♪ 登山は楽しかったです…

Calendar

Archives

Jun , 2024
May , 2024
Apr , 2024
Aug 9, 2009
XML
カテゴリ:イタリア生活






今日はボーっとしてたんで、昔の事を思い出した。



13年前の8月下旬、私はイタリアに住み始める事になった。



当時はイタリア語はほとんどできなくて、言葉にかなり苦労した。



慣れない海外に住んでいると、ストレスがたまる。



普通は食べ物、言葉、習慣などだが、アメリカで8年暮らした私のかわいそうな胃には、

イタリアでの食事は天国のようだった。



インターネットなんていうハイカラなものは、実在はしていたけれど我が家にはなかった。




というわけで、やはり言葉でストレスを感じた。


そういう時、どうしても同じ言葉で話せる人を探してしまう。


日本人はこの辺りにはいなかったので、日本語はまずダメ。


となると英語だろう。



幸い市内でニューススタンドを経営している中年ご夫婦の奥さんが

イギリス人というのを発見して、そこに入り浸る日が続いた。



話によると、この市内、市外には、オーストラリア人、イギリス人、アメリカ人が住んでいて

月に1度の割合で、お茶会を開くという。



良かったらにきーたの事を紹介してあげるから・・・・

と言われて、「よろしくお願いします」 <(_ _)>

と頼んで期待して待っていた。



もちろんイタオヤを通して知り合ったイタリア人も何人かいるのだが、

なんせ言葉の壁がベルリンの壁のようにぶ厚くて、話すのも面倒になる。




イタリアに住んでいると、イライラする事が毎日のようにあって、

そういうイライラをイタリア人に言っても、「ここはこうなのよ。」

で済まされてしまうんだから、のれんに腕押し。




それにイタリア人に文句ばかり言うと、


「それなら日本なりアメリカなりに帰ればいいじゃん。」


って言われるに決まってるから、あまり文句も言えない。




というわけで、アメリカや日本に比べて住みつ゛らいイタリアで頑張っている

他の外国人に会えるのを楽しみにしていた。






そして当日。



お茶会はあるオーストラリア人の奥さんの家で開かれた。



メンバーは12人くらい。


お茶、お菓子も出て、なかなか楽しいムードで始まったのだが

みんなしゃべる、しゃべる。



機関銃のように、ダダダーーーーっとしゃべる。




そして気がついたことがある。


みんなでイタリア生活での愚痴をこぼしている。


虫眼鏡田舎で不便、

虫眼鏡イタリア人の愛想が悪い、

虫眼鏡彼らのような外国人には仕事があまりない(みなさん英会話の先生だった)

虫眼鏡姑がいまだに子離れできてなくて、うざい、






いっや~~、参った。


これじゃ日本の、ある住宅街の井戸端会議と同じだ。



このお茶会にいたマダム達、若い人は30歳くらいで年配になると、60歳くらい。

みなさんイタリア人と結婚している。



でイタリアに何年住んでいるのかと聞いてみると、10年、20年なんていうのはザラ。




お茶会を後にしたあとも、あの機関銃のようなおしゃべりが頭の中でグルグルしていたのだが

気になったことがあった。




確かにイタリア語を離れて、母国語だから調子つ゛いてしまったかもしれないけれど、

こんなに愚痴の山を吐き出してストレス発散するなんて、どういうものだろうか。



10年、20年も住んでいるのに、イタリアでの生活にこんなに不満を持っているなんて・・・・





その当時イタリアに住み始めて数ヶ月だった私。


10年経ってもこんな感じでグチグチ言うんだろうか・・・・

と思うととても落ち込んでしまった。




その後お茶会に2度誘われたが、丁度都合の悪い日だったり、

風邪をひいていたりして断る事になってしまった。



そして自分の中で、このお茶会グループの仲間に入れて欲しいのか

何度か自問自答してみた。



確かにイタリア語以外で話すのは楽しいけれど、愚痴ばっかりでとてもマイナスな気がした。


お茶会に参加するという事は、いつかは私の家でももてなしをしなければならないし、

そこまでしてこのグループと関係を続けていきたいのか???




そんなことを考えているうちに、10年後もこの人たちとイタリアの愚痴をこぼすなんて

イヤだなぁ・・・


と思い、結局遠縁になってしまった。




1996年の8月末にイタリアに来て、今年で13年が経った。


確かに不満はある。



でもこの不満は外国人の私が持っている不満ではなくて、イタリア人でさえ

不満に思っていることだ。



あの英会話のマダム達、今でも月に1回不満をぶちまけているのだろうか。




私の場合、このブログに散々書きまくって、かなりのストレスを解消させてもらってマッスル泣き笑い










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 10, 2009 04:14:53 AM
コメント(10) | コメントを書く
[イタリア生活] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.