9701350 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

減らないお財布を持ってフィナンシャル・インディペンデンスをめざす仲間のコミュニティー

減らないお財布を持ってフィナンシャル・インディペンデンスをめざす仲間のコミュニティー

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

toms2121

toms2121

Favorite Blog

2022~24主力株概況1… New! みきまるファンドさん

ロマンス詐欺 New! slowlysheepさん

2ヵ月ぶrの柏シルバ… New! kaitenetさん

カカクコム(2371)---… New! 征野三朗さん

【5月運用成績】+11… かぶ1000さん

Comments

toms2121@ Re:ご苦労様でした(12/30) bouz3907さん  こちらこそ、来年もよ…
toms2121@ Re:一年間ありがとうございました。(12/30) greenglass1956さん    いつも読んで…
bouz3907@ ご苦労様でした 師匠のおかげで夫婦で楽しみながら投資を…
greenglass1956@ 一年間ありがとうございました。 いつも石川さんのプログを楽しみに拝見さ…
toms2121@ Re:今年も1年ありがとうございました(12/29) ハヤザキさん  こちらこそ、ありがと…

Freepage List

Category

Calendar

2005.06.04
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
ワーイ、リーダー電子が上がった、タナベ経営が上がった、ヒューテックノオリンも新立川航空機も底をうってで直りだ、なんて騒ぐと顰蹙をかうので、今日は少しまじめなお話を^^;

 バブル崩壊以降、日本社会は結果の平等主義から機会の平等主義へと、半ば公然と半ばなし崩し的に変わりつつあるといわれています。会社でも能力主義なんていっています。実は会社の場合は、これは経費削減の方便でもありそうです。しかし実社会の中でも機会の平等が幅を利かせだしています。そして注目すべきなのは、そんな価値観の変化の中で「弱者」も消えていった、というか弱者が自分を「弱者」と認めたくならなくなったといったほうが正しいかもしれませんが、そんな変化が出てきています。

 国民全体の生活水準はむしろ低下し、金持ちと貧乏人の差はますます拡大してきています。年収300万円本が売れる一方、私みたいに年収3000万円を目指しましょうよ、誰にでも出来ると思いますという主張も出てきています。元気の良い勉強仲間の投資のツワモノたちはどんどん資産を増やしています。不公平は全く解消されていないと私は思います。機会の平等もむしろ悪化しているというのが実感です。私の大学生時代お金持ちの子供が慶応や東大に進学しました。もちろん貧乏でも頭の良い人は東大に行きましたが、金に糸目をつけない教育の成果で東大に入った人も結構いたと思います。

 日本の社会は東大というろ過装置を通ると誰でも支配階級に進む入場券を手にすることが出来ます。イギリスなどではどんなに良い大学を出ても出身、出自で厳然と垣根が出来ています。社会的エリートになるには出身、出自がものを言います。いくら頭が良くても区別は存在します。つまりあからさまに言うと差別はないが区別はあるわけです。しかし日本は東大さえ通過できればいいわけですから、かなり機会の平等はあるのかな~と感じていました^^;

 話を戻して、では弱者がなぜ自分が弱者と呼ばれたがらなくなったのでしょうか。それは結果の平等と機会の平等では「弱者」の意味が大きく違ってくるからです。結果の平等下では「弱者は」は不当な目に会っている人。持てる者と持たざる者の極端な格差、つまり極端な差自体が悪であるという認識のもと、弱い立場の人間はつねに被害者と認められていたわけです。「オレが貧乏なのは政治が悪い。政府が悪い」と公然と叫べたわけです。「俺は社会の犠牲者なんだ」と、被害者であることに何の痛痒も感じなくて済む社会があったわけです。つまり声を大にして自分は被害者だと大手を振って、社会に救済を要求できたわけです。しかし機会の平等下における「弱者」とはゲームに参加できない人にすぎません。単に可哀想な人、負け犬になってしまうのです。二級市民です。「貧乏なのはお前が悪いの!!」というのが機会の公平の社会の掟なのです。

 バブルの最中、一億総中流意識の中で自分は人並みだと思って頑張ってきた、努力してきた人々にとって、自分が二級市民だと認めることなど絶対許しがたい行為なのです。

 こうして自分のせいではなく社会のゆがみのせいで、構造的に不利益を受けつづけている人々が、「弱者」と名乗ることも、呼ばれることも欲しなくなった。結果の平等社会では「弱者がいる」は「正しくない」に直結しました。機会の平等下では「正しくない」に直結するのは「不公平」だそうです。ただ現実の社会では何が「不公平」なのかが決まりません。価値観の問題にすりかわります。機会の平等は一義的には存在しない。複数存在するのです。ある機会では平等でも他の機会では不平等というのがふつうにあるわけです。

 機会の平等下では、敗れたのは「当人のせい」で、社会のせいにはできません。敗者は自分を肯定する術をもてないのです。結果の平等下では、悪いのは社会のせいにできました。機会の平等下の社会では、実際に機会が平等であるなら「自分の努力が足りなかったと」と思って再起を図ることができます。再挑戦ができると信じているかぎりは強い自己否定感から逃れられる。しかし現実の日本がそうであるように、機会の平等はまったく確保されていないと思います。機会の平等が確保されていなければ、この自己否定は他人に向けられるのです。自分が否定された苦しみを、他人を否定することで埋め合わせしようとするわけです。日本の社会で通り魔殺人や親父狩りなどいやな犯罪が増えてきたのにはこんな背景があると考えられます。

 「敗者」からすれば、自分が敗れたのは自分のせいではないが、周囲はそうと認めない。その分、否定感は鬱屈し、ある時爆発的に噴出する。その矛先はだれでもいい。自分も不当に否定されたのだから、他人を不当に否定してもかまわない。

 もし社会の外に標的を見つければ、煽情的なナショナリズムとなるといいます。もし社会のうちに標的を見つければ、公然とリンチが起きます。攻撃する相手は誰でもよい。

 自分の身代わりは誰でもいい。それこそ目立つ人間であれば誰でも標的になりえます。集中攻撃をかけてつぶしやすいし、集中攻撃すれば、自分が反撃されて更なる否定を食らう可能性も低くなります。

社会で子供や女性など体力的に弱いものが犠牲になる犯罪が増えているのも、こうした社会背景があるのではないでしょうか。

 機会平等の本家アメリカでは経営状態が悪化すれば企業のトップもすぐクビになります。移民を常に受け入れ、ゼロから出発する人間を常に作り出します。移民の中には高い教育を受けた人も含まれています。その人たちは成功しやすい面があります。ゼロから出発しても成功する事例を常に用意しているわけです。機会の平等を演出しています。そんなアメリカでも「感情の政治」はしばしば爆発します。

 日本の社会にはそんな安全装置すらありません。その兆しはマスコミなどでもすでに散見されています。昨日のヒーローが今日は水に落ちた犬としてマスコミにたたかれています。

 個々の言動には責任が伴いますが、感情的な人身攻撃や匿名の袋叩きが横行する社会が正しい社会とは思えません。どうしたらこんな社会を変えることができるのでしょうか。

 共感のコミニティーとして社会的意義をもち始めたネット社会においても、この匿名性ゆえに無責任な発言や、荒々しい感情的いさかいを生むことがあります。規律をもった礼儀をわきまえた意見交換は、本当に貴重で物事の本質を探究していくためには、必要不可欠なものです。多くの人々の英知を集めた方がよりよい結果がもたらせることは明らかだと思います。昔から三人寄れば文殊の知恵といわれています。しかし日本人は議論が下手ですね。企業でも、上司に反対意見を述べると「お前は俺が嫌いなんだな!!」なんてことになり、陰湿な嫌がらせを受けることが多くなります。

 私はどうしてもやってみたいことがあります。嫌なことは嫌だと言い放ってみたいんです^^;。私の妻もそうですし、会社でも女性はときどきこれをやります^^;。理屈もへったくれもなく「嫌なものは、嫌!!」

 こう言えたら痛快じゃないかな~と常々思っています。いつか言ってやろうと思っているんですが、会社を辞めるつもりがないので、まだまだ先になるのでしょうか。でも必ずいつか言ってやろうと楽しみにしています^^;。最後はとりとめのない個人書趣味の話になってしまいました。期待して読んでくださった方、申し訳ありません^^;


 あなたと私は今日も強運です。ツイてツイてツキまくります。好運が雪崩のように押し寄せてきます。今日もワクワク面白く充実した一日をすごしましょう。一日の充実が一生の充実をつくる。万能天才ダ・ビンチに負けず、毎日を充実していきましょう。行動したものに幸運の女神様が微笑んでくださいます。いいと思ったことはそく実行に移しましょう。今日も元気でいきましょう(笑い)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.06.04 12:09:07



© Rakuten Group, Inc.