西濃地域の明日の宝もの「大垣の水景物語(住吉燈台・船町港・赤坂港)」に行ってみよう!(後編)
(前編からの続き) 「船町港」界隈の話に戻りますが、こちらを流れる水門川では舟下りやたらい舟が期間限定で実施されることがあります(主に春と秋)。桜や紅葉の時期には大勢の観光客が水門川を船で下ります。 今年の春の舟下りは既に終了しており、3月30日(土)~4月14日(日)でした。最終日に乗船したのですが、実際に乗ってみると、普段は見ることのできない景色に出会うことができます。今回、残念ながら桜はほとんど散っていましたが、それでも水面に桜の花びらが浮かんでいてとても風情がありました!約30分の乗船時間はあっという間でした。 舟下りは終わってしまいましたが、「たらい舟」は5月6日(火・休)まで実施しています!要予約ですが、当日の空きがあれば当日券が発行されることもあります。ぜひ大垣市観光協会までお尋ねください! <水の都おおがきたらい舟>【開催日】平成26年4月19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)、29日(火・祝)、5月3日(土・祝)~6日(火・休) の9日間【料 金】2,000円/艘【定 員】3名(180kg以内)/艘、※小学生以下のみ及び4歳未満の乗船は不可【電 話】0584-77-1535【その他】詳しくは、ホームページをご覧ください。 http://www.ogakikanko.jp/event/fune2014/ さて、赤坂港の紹介に移ります。先にも紹介したとおり、赤坂港は杭瀬川の川港として栄えました。特に、明治40年頃から大正8年頃までの全盛期には、石灰等を積んだ350艘ばかりの船が、名古屋まで月平均2往復していたそうです。現在、杭瀬川の流れは赤坂港跡よりも少し東側に離れた場所に移っており、港跡は常夜灯を設置した親水公園として往時をしのばせるとともに、地域住民や観光客の憩いの場となっています。写真中央の白い建物は赤坂港会館です。赤坂港会館では、地元・金生山の石灰石採取や中山道赤坂宿などに関する資料・写真の展示があります。昔の赤坂の写真も多く、今の姿と見比べるのも面白いかもしれません。なお、赤坂港会館の建物は、明治8年に岐阜県警察第二区大垣出張所第五分区屯所として建てられたことが由来で、現在の建物は明治初期の概要復元を図ったものだそうです。外観は典型的な洋風建築であり、その姿は当時も今も中山道赤坂宿の中で異彩を放っています。 <赤坂港会館(赤坂港)>【住 所】大垣市赤坂町2939番地※JR美濃赤坂駅から北へ徒歩10分※駐車場なし【電 話】0584-82-2310【開 所】土日祝日の午前9時から午後5時【入場料】無料 余談ですが、赤坂といえば、この時期はぼたん園が有名です。色とりどりのぼたんの花を見ることができますので、赤坂にお越しの際は、是非こちらもお立ち寄りください!<お茶屋屋敷跡(ぼたん園)>【住 所】大垣市赤坂町3421-1 ※JR美濃赤坂駅から北方向へ徒歩7分 ※無料駐車場あり(駐車場まで復員狭いため注意)【料 金】無料 さて、今回は「住吉燈台・船町港・赤坂港」の紹介でしたが、歴史的に水と関わりが深く、今でも往時の姿をしのばせるこれらの川港跡は、まさに「水の都」大垣に相応しいシンボルです。皆様も大垣にお越しの際は、是非これらの川港跡にも足を運んでみてください!