|
林政課です。 岐阜県では8月8日を「ぎふ山の日」としていまして、「山」とか「森」などに関するイベントを毎年実施しております。 今年の山の日で実施したのは、「源流の森の恵みを感じるツアー」。長良川、揖斐川、木曽川、飛騨川、宮・庄川の5つの流域で、源流の森を訪ね、散策するバスツアーです。 今回は宮・庄川コースについて紹介します。
宮・庄川コースの目的地は「天生(あもう)湿原」。 高山からバスに乗ること1時間半、飛騨市河合町と白川村の境にある天生県立自然公園駐車場に到着しました。ここで本日お世話になるガイドさんとごあいさつ。 さすがに標高約1,400mあるだけあって、下界とは違ってとっても涼しかったです。ということでガイドさんに先導されていざ天生湿原へ出発~!
天生湿原までの道は緑萌えるブナの林の中。ところどころでガイドさんが植物についてのお話をしてくれます。う~ん勉強になるな~。 ゆっくり歩くこと小一時間、とうとう天生湿原に到着~!
ざんねんながらニッコウキスゲの黄色い花が一面に咲くシーズンは過ぎてしまっていましたが、ところどころにシラヒゲソウ(多分)がチラホラ咲いていました。こういうのもおもむきがあっていいですね。 途中、マルバタケブキの花にとってもきれいな瑠璃色のカラスアゲハ(多分)が止まっていました。
ところで、今天生でも問題視されているのが外来生物の侵入です。 とくに写真にもあるオオバコは、登山者の靴などにくっついて入ってきてしまっています。この日は天生湿原の至る所でオオバコの除去を行っていて、ツアーの参加者の皆さんにもご協力いただいてオオバコを抜く作業をしてもらいました。こういった地道な活動が湿原の生態系を守っているのですね。 涼しいブナの林の中で食べるお弁当は最高でした! これからの季節、ブナやカエデ、カツラなどが色とりどりに紅葉する季節を迎え、それはそれは見事な風景だそうです。 皆さんも機会があればぜひ一度、天生湿原に出かけてみてはどうでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 26, 2010 05:35:40 PM
[県庁とっておき情報(イベント・施設・研修)] カテゴリの最新記事
|