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テーマ:今日のワイン(6038)
カテゴリ:コート・ド・ニュイ
2009 12 28 その6 けるえもんさん提供 貴重なるマレ・モンジュ 1970 ロマネ・サン・ヴィヴァン 私、マレ・モンジュについては 勉強不足だったのでチトお勉強 この畑はもともとサン・ヴィヴァン修道院が所有 その修道僧がワインを造っていました その後、1790年にブルゴーニュの大地主である マレ・モンジュ家が殆どの区画を所有 1947年に長期賃貸契約をDRCと結び 1966年から栽培と醸造を委託されるようになる ラベル上にはDomaine Marey-Mongeという名前があるが ロマネ・コンティ社がワインを造ってる 当時、ロマネ・コンティ社はマレ家の所有していた畑の区画 を借りてワインを造ってきましたがマレ家の子孫のネラン家が 1988年まではロマネ・サン・ヴィヴァンの畑の半分を所有してたのだが この年の巨額の相続税が課せられたためロマネ・コンティ社に売却 1988年9月にロマネ・コンティ社がマレ家の全区画を買取り現在に至る しばらくの間、マレ・モンジュの名を称えてレベルに印字していた が、やがてマレ・モンジュの名前が消える 1992年になってマレ・モンジュ家の子孫は途絶えてしまう かねてから哲学者や数学者等優秀な頭脳明晰な人材を輩出 していたマレ・モンジュ家を惜しみ 一旦消えていたマレ・モンジュの名を93年から復活させる この区画を得るためには ロマネ・コンティ社が所有するグラン・エシェゾーや エシェゾーの一部を売却してまで購入 それだけ畑の中でもマレ家が所有した区画は魅力 のある区画であるわけです 1789年~1932年 マレ・モンジュ家は[クロ・ド・タール]も所有していた コレ、試験にでるよ~w 40歳を迎える マレ・モンジュ たとえDRCのセラーから出てきたとしても 瓶差が生じても不思議ではない 1本1本生き方がそこに宿るであろう やや澱みある色合い 不安定な香りの立ち具合も 数分でその素性の良さが解る 儚げな薫香と味わいのニュアンスも ジャイエのVRより 力強さがあるのは当然か しみじみとする エキスの集中と味わい 簡素すぎるやよね・・・ 拝飲できた自分にだけ 了まっておきたい 神秘さが宿っていた 再びこのワインと邂逅 できること切に祈りたい お勉強補足 9.4374ha中5.2858haを所有 ワインごとその年の生産本数と瓶詰め番号が明記 (※平均生産量 17,000本) 葡萄は、1760年代のブルボン王朝の名家コンティ公爵時代から 植わっていたブドウの木の直系の子孫のみ 「畑から取れたものは畑に返す」という社訓 肥料は剪定の際に切り取られた枝と醗酵後の 絞り粕で作った堆肥のみ使う 収量:10~30hl/ha(グランクリュ法的上限35hl/ha) トロンセ産のオーク新樽100%で18~24ヶ月間熟成 1回のみ澱引き作業 清澄・濾過処理は行わない romanee saint vivant marey monge romanee conti お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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