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カテゴリ:ポケモン関連
一撃無しルールで慣れた状態で、一撃ありルールに移行する際に、
色々と環境の変化を考える必要が出て来ますが、 今回は特に「技」に着目してみたいと思います。 ・角ドリル、地割れ、ハサミギロチン そもそもこれらが解禁されるので言わずもがな。 少なくともこれらを覚えるポケモンは一通り洗い出して考察してみても損はしないでしょう。 ・身代わり 一撃技をお互い打ち合う際に、有効になって来ます。 特に素早さの高いポケモンは、自分より遅い一撃対策にもなるし、 逆に一撃技持ちが身代わりを持つのも、起点作成という意味合いで大いにアリです。 前者はサンダースやスターミー、後者はケンタロスやダグトリオの使い方ですね。 一撃無しでも十分に強い技ですが、ありルールではより意識する必要がありそうです。 ・ロックオン、心の眼 一撃無しではなかなか恩恵が得られない技でしたが、一撃技と組み合わせると流石に強力です。 とは言え、これを一撃技と両立出来るのは、ドーブルとニョロボンしか居ません。。 ただ、相手が交代しない限りは効果が続くので、 サポートでこれらの技を使って、一撃技持ちのポケモンにチェンジして一撃を狙うのは効果があります。 これらの技を単発で覚えるポケモンも、そのような使い方をするチャンスがあるかも知れません。 ・甘い香り 同様にこちらも・・・と言いたいところですが、実際計算してみると命中率の上昇率が微妙すぎました。 技辞典の甘い香りの項にも記載しましたが、 これを1回使うごとの一撃技の命中率の上がり方は、 30%→40%→50%→60%→70%→80%→90% となります。4回かけてようやく雷と同じ命中率ぐらいになるという程度で、 1回や2回使うだけではあまり恩恵が得られず、単に一撃技を連発して試行回数を稼いだ方がマシです。 この技は意外と、元々命中率が70%や75%ぐらいの技と併用するのが有効そうですね。 ・影分身、小さくなる まずVC実機環境では、一撃技は普通に命中ランク・回避ランクの影響を受けるので、 回避率を上げることで一撃技を対策することが可能です。 特に光の粉と併用することで、影分身を1回積むだけでも一撃技の命中率は15%未満にまで下がります。 ジム城PBSでは残念ながらこの効果は無く、一撃技は3割で命中してしまいます。 しかし、逆に一撃技持ちにこれらの技を持たせるのもまた有効です。 何故なら、自分が相手の攻撃を回避することによって、一撃の試行回数を稼ぎやすくなるからです。 こちらのログは僕の2009年頃の試合ですが、ニドクインでこれを狙いました。 ・砂かけ、煙幕、フラッシュ、スプーン曲げ、泥かけ、オクタン砲 要するに命中ダウン技。回避率アップ技と同じ理由です。 一撃技持ちのポケモンに起点にされそうなぬるいポケモンに持たせることで一撃を対策したり、 逆にこれらのサポートで一撃持ちの起点作成をしたり。 特にスイクンは、耐久力は高いですがぬるいので、一撃持ちの起点にされやすいですが、 泥かけを持つことである程度対策出来たりしますね。 ・吠える、吹き飛ばし 身代わりや影分身の価値が上がるなら、それにつられてこれらの価値も上がりそうです。 特に一撃技持ちがこれを持つことで、自分より素早い身代わり対策になったりもします。 僕は2009年にジム城で行われたウルトラカップの大会で、 ミュウツーやケンタロスの身代わり対策として、吹き飛ばし+角ドリルを覚えたミュウを使っていました。 ・高速移動 一撃無しだとバトンタッチするぐらいしかなかなか使い道が無かった技ですが、 一撃技を打ち合う際に、先手か後手かは大きく影響して来ます。 特に、身代わりと併用したり、逆に身代わり持ちの相手と戦う際に、 先手を取れれば自分が有利な読み合いに持ち込みやすくなりますね。 ・メロメロ 一撃ありルールで猛威を振るうケンタロスは性別が♂固定なので、 ♀のポケモンにメロメロを持たせれば必ず通用します。 しかも、身代わりも貫通するので、後手のポケモンであっても気にせず打つことが出来ます。 上からメロみがを仕掛けられるサンダースやフーディンが代表格でしょうか。 それと同時に、一撃技持ちにメロメロを持たせるのも大いに有効です。 影分身と同じで、メロメロで相手が動けない間に、一撃の試行回数を稼げるからです。 「一撃技/通常攻撃技/メロメロ/身代わり@食べ残し」なんかは色んなポケモンが手軽に使えそうな型ですね。 これによって、メロメロ対策を一撃無しルールよりも意識する必要がありそうです。 実機オフ環境でも、ジム城環境でも、既にメロメロ対策の♀カビゴンは使われていますね。 ・眠り粉、キノコの胞子、悪魔のキッス、催眠術、歌う 一撃技と相性の良い状態異常はズバリ、毒や麻痺よりも眠りでしょう。 たとえ相手が寝言持ちだったとしても、寝言持ちということはぬるい場合が多いので、 よほど耐久の低いポケモンでなければ一撃技の試行回数を稼ぎやすいです。 ・怪しい光 これも、一撃無しでも十分強いですが、 敵の一撃持ちに対する起点回避としても、味方の一撃持ちへの起点作成としても、使えます。 ・カウンター まずVC実機環境では、角ドリルと地割れに限り、攻撃を外してもカウンターで返せるという仕様があります。 これによって、身代わりを貼らずに裸で一撃技をぶっ放しして来た相手には、 逆に7割の確率で一撃で倒すことが出来ます。 一撃技対策としては、めちゃくちゃ優秀な技だと思います。 ただし、これはVC(GB)版のみの仕様であり、ポケスタでもPBSでもこのような効果はありません。 しかし、それ以外にも恩恵があります。 まず、この技は必中技なので、影分身や砂かけ対策としても使えます。 それから、一撃環境においては、一撃無しに比べて必然的に試合の速度が上がり、前のめり構築になりやすくなるはずです。 これはつまり、補助技よりも攻撃技が使われる機会が増えると考えられ、 単に普通に使われる攻撃技に対しても返せる機会が増えるのではないでしょうか。 ・目覚めるパワーゴースト 一撃技のうち、角ドリルとハサミギロチンを無効化出来るゴーストポケモンは優秀なので、よく使われます。 なので、これらの技を使うポケモンは、ゴースト対策は必須です。 攻撃種族値がある程度高ければ、めざ霊で2発で倒せます。 ゲンガーの先手を取るのは難しいですが、ムウマの先手ぐらいは取れるとより良いですね。 ついでに、身代わり持ちのスターミーやフーディンも削りやすいという副次的効果もあったりします。 ・ものまね、オウム返し 一撃技を覚えないポケモンが、相手の一撃技をもらうことで、またとないチャンスを得られるかも知れません。 オウム返しは使い手が限られていて難しいですが、ものまねなら多くのポケモンが覚えます。 ただし、これを狙う場合は、相手がまず自分に対して一撃技を1回打ち、それを回避した上で、ものまねする必要があります。 しかも、そのターンに相手がチェンジで逃げてしまうと失敗するので、条件はかなり厳しいです。 初見殺し一発芸ぐらいだとは思います。 ・命中率100%の攻撃技 低命中率のハイリスクハイリターン技は、一撃ありルールでは一撃技の影に隠れがちです。 爆裂パンチなんかは、明らかに一撃無しルールより弱いです。 カビゴンに対して爆裂パンチの混乱を絡めて頑張って突破するぐらいなら、角ドリル打った方が楽ですからね。 しかも、一撃対策として身代わりが使われたりするので、それらの技はついでに片手間で対策されてしまったりもします。 なので、一撃技以外の普通に打つ攻撃技は、命中率100%の安定した技の方が有効となりやすいです。 ・地震 地震を覚えるポケモンは、多くが地割れも覚えます。 地震をメイン技とする地面ポケモンは良いですが、それ以外のポケモンがサブ技として使う場合、 せっかく地割れを覚えるなら地震よりもそちらが採用されがちです。 地震と地割れを両方持たせると流石に技スペースの圧迫となるため、 地割れを持った場合は、逆に地震が抜ける場合が多そうです。 地割れカビゴン、地割れカイリキーあたりが該当しますね。 こうなると、地震で弱点を突かれていたゲンガー等が、動きやすくなります。 つまり、これらのポケモンは、一撃無しルールに比べて、地面を弱点とするポケモンに受けられやすくなると言えます。 そこで、敢えて地割れでなく地震をそのまま使うことで、刺せる場合があるかも知れません。 ・岩雪崩 これを地割れと併用出来るポケモンはそれなりに居ますね。 地割れは飛行以外の全てのポケモンに有効なので、あとは飛行を対策出来る岩雪崩を持たせておくと、 満遍なく対応しやすくなります。カイリキーが筆頭ですね。 <4/15追記> ・恨み PPが8しか無い技に対して元々有効そうですが、 身代わりと両立出来るポケモンがゲンガーぐらいしか居ないため、 裸でその攻撃技を相手に打たせた上でないと使えないという大きなデメリットがありました。 しかし、一撃技に対してなら7割の確率で避けられるので、 裸でもそれに対して恨みを狙うというのはそれなりに有効な対策となれるかも知れません。 一撃技のPPをゴッソリ削られるというのは、成功さえすればかなり効果的には見えます。 またなんか思い付いたら追記するかも お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.15 04:09:18
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