３を書いてからこれ書くの順番がキモいですが、ちょっと書き忘れていたことがあったので。
２で書いたハピナスのカウンターについての補足です。

・一撃の影響で鈍いが弱体化する
・一撃対策に加え、単純な殴り合いが増えるのに対し、カウンターが有効

という話をしたけど
言うてあくまで一撃無しと比べて相対的に弱体化するだけで、鈍い（特にカビゴン）はやっぱり強いし、
何なら「じゃあカウンター対策として、一周まわって鈍いが有効になってくるのでは？？」
という考えも出て来ると思うけど

実はハピナスは「鈍い以外の択を封じる」というだけで十分対策になっていると言える。
ただしこれは、エアームドやムウマなどカビゴン流しが出来るポケモンと組ませる大前提。
流石にハピナスで正面きってカビゴンと戦いたいわけではない。そこを誤解なきように。

例えばハピナス＋エアームドの場合。
カビゴンがハピナスの前で鈍いを積むということは、どういうことかと言うと、
ハピナス側はそのターンに、無償でエアームドを出せるということになる。
このあとカビゴンはどうするか？
せっかく鈍いを積んだのだからと、居座って捨て身タックルで殴ると、エアームドが打って来るどくどくが当たってしまう。
これはカビゴンにとっては、役割に反する行為。
その毒が元となり、その後サイクルを続けていくうちにカビゴンの体力は消耗し、
いずれ眠るで回復せざるを得なくなる。その隙に満を持してエース登場、そこから一撃技をぶん回す、
というのがハピエア側の魂胆である。

だから、それを回避したければ、カビゴンはエアームドの前で居座って毒を食らうなんてことはしてはいけない。
すると、もしカビゴンはエアームドチェンジ際に鈍いを積んでしまうと、
すぐ引かなければならなくなり、鈍いが無駄になってしまうし、エアームドに永久にダメージを与えることが出来ない。
こうならないために、カビゴンがハピエアサイクルを崩すにはどうすれば良いかと言うと、
ズバリカビゴンが、ハピナスの前で普通に捨て身タックルを選択すれば良い。
そうすればエアームドに受けられても、最低限捨て身タックル1発分のダメージは削ることが出来る。
これを繰り返せばいずれ、今度はエアームド側が眠らざるを得なくなり、そこから鈍いで崩せる。

つまり、カビゴン側からしたら、ハピエアサイクルを崩すためには、
結局ハピナスの前で鈍いを積まず、どこかで捨て身タックルを選択しなければならないことになる。

これがエアームドでなくムウマだった場合も同様で、
その場合はカビゴンは、ムウマを崩すためにはハピナスの前で地割れを選択しなければならないことになる。

そのいずれにも刺さるのが、ハピナスのカウンターということ。
カビゴンは鈍いを積めばカウンターは回避出来るけど、肝心のカビゴン受けを一生突破出来ない。
だからどこかでハピナスの前で攻撃技を撃たないと行けなくなって、そこにカウンターが刺さるというお話。

たかが読みゲー、されど読みゲー。
これが1回でも失敗すれば、一発でカビゴンは木っ端微塵。相当なリスクとなる。
たとえカウンターの所持がバレていて、カビゴンが鈍いを持っていたとしても、ハピナス側は全然戦える。
（実際それで勝った試合も複数回あります）

で、これがハピナスに限った話ではなく、
いかなるポケモンでもカウンター1つ持っているだけで完全に同じことが言えて、
カビゴン側はこれを回避するには鈍いを積むしか無く、
そうするとエアームドなりムウマなりに無償で受けられてしまう。
以下同様。

だからカウンターという技が一発芸ではなく、
特に一撃技持ちに対しては汎用的に有効な特効薬となりうるんじゃないかな。
という予想をしてます。