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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2011年02月27日
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カテゴリ:映画
『パリ20区、僕たちのクラス』
(上映中~3/4:フォルツァ総曲輪)
公式サイト:http://class.eiga.com/

パリ20区にある中学校の教室。
出身国も生い立ちも、将来の夢もバラバラな24人の生徒たちは、
注意されるまで帽子は脱がない、教師に対して汚い言葉遣いで悪態をつく、
教師のちょっとした言い間違いを嬉々として指摘するなど、執拗なまでの反抗の日々。

舞台となるクラスの担任はフランソワという国語の男性教諭。
彼は生徒たちを人として対等に扱い、正しく美しいフランス語を教えようとしていた。
しかし、スラングに慣れた生徒たちは反発する…。

カメラはこの教室の1年を追っています。
さあ、1年たってこのクラスはどう変わっていくのでしょうか…。
雰囲気的には「パリ版金八先生」といった感じですが、作品の終了感が決定的に違います。
僕は『金八先生』も大好きなのですが、本作の方が現実的なのかな…という気がしました。

僕らぐらいの年齢の人の中には、この生徒たちに苛立ちを感じる人もいるでしょう。
僕もそう感じたシーンがありました。ある程度“大人”になっちゃったからだと思います。
でも、その後すぐに頭に浮かんで来たのは、僕にもこんな時期があったな…ということでした。
しかも、僕は社会人になって20年たった今でも、似たような部分はあるな…と。

でも、映画を観ていると教師側の目線に立って苛立ってる自分もいる。まぁ、複雑です。
ただ、思うんですけど、誰にでもこういう“青い”時期は必要なんじゃないですかね。

教師というのは根気のいる仕事ですね。
知識とは別の問題で、大人になら分かることでも、子供には分からないことがある。
でも、それは当たり前と言えば当たり前なのかもしれない。
だから、根気よく指導していかなくてはならないのだが、教師だって人間なので…。

人が人に物を教えるのは本当に難しいことです。
でも、少なくとも学校は必要だ…と、今は考えています。

2008年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品です。
作品そのものだけでなく、製作された過程も含めての受賞のような気がします。
その過程は公式サイトでも説明されていますが、知らずに観るのも一つの手です。

僕は普段から予告編以外の情報はなるべく事前に仕入れずに映画鑑賞をしてまして、
それ故、本作のエンドロールのキャスティングを観たとき少し驚いたことがありました。
「え?ひょっとして、この作品は…」という感情が湧き上がりました。





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最終更新日  2011年02月28日 03時35分47秒
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