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『藁の楯』
(4/26~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡) 公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/waranotate/index.html 財界を牛耳る大物・蜷川の7歳になる少女が惨殺される事件が起き、 同じ少女殺人事件で懲役8年の刑期を終えたばかりの清丸が指名手配される中、 「清丸を殺せば10億円の謝礼を支払う」という新聞広告を蜷川が出した。 身の危険を感じた清丸は福岡県警に自ら出頭、清丸の命が狙われるという状況下、 警視庁警備部のSP銘苅(めかり)と白岩は凶悪犯を東京まで移送することになる。 *********************************************************************** その間にも、清丸の命は狙われ続けます。 普通の人から、ヤクザから、看護師から・・・。誰もが怪しい。 護送の任務を与えられたSPである白岩や他の警察官もひょっとして・・・。 清丸は本当に人間のクズ以下のクズです。クズ中のクズ。 こんな表現良くないかもしれませんが、作品を観れば分かります。 でも、10億円もらえるからって、対象が人間のクズだからって、 それを殺していいのか・・・という道徳心はありますよね。 一方、SPや護送に当たる警察官にとっては、 こんな人間のクズを命がけで守る必要があるのだろうか・・・という、 職務に対する使命感を問われる葛藤があります。 実際、清丸を守るために、死ななくてもいい人が死んでるわけで・・・。 そういうテーマを軸に、物語はスリリングに展開していきます。 それはおかしいぞ、無理があるぞ、え?これは?、そもそも・・・と、 ツッコミどころも結構ありますが、その辺はあまり気にしても仕方がないです。 僕は途中で諦めました。三池崇史監督作品だし・・・ってわけでもないですが(笑)。 人間の良心とか正義感とかって何なんだろうと思います。 クズでも殺すとなると・・・ね。10億円で簡単に悪魔になれますかね。 こんなクズ、殺してこそ正義って考えもアリといえばアリなのかもしれないし・・・。 でも、そこに10億円が絡んでくると、結局は金なのか・・・とも思えるし。 最近は日本人の民度の劣化も感じる(自戒の思いも含めて)ことが多いし、 そういう意味では、タイムリーな設定なのかもしれません。 また、人が人を裁くことの難しさも改めて感じたりしました。 ただ、これは映画の中では強く語られていないのですが、 実はこの事件の本当の問題点は8年前にあったような気がします。 8年前の事件の時点で、清丸は死刑が相当だったのではないでしょうか。 でも、こういう事件でも、清丸には弁護士がついていたんですよね。 弁護士さん、銘苅と同じような葛藤はあったんじゃないかな・・・。 ところで・・・。 本当は今夜は『藁の楯』ではなく・・・、 『HK 変態仮面』が観たかったのですが、なんと!上映30分前に完売してまして・・・。 1週間限定で1日1回、しかも、客席の少ない10番スクリーンでの上映とは、 劇場サイドの見通しが甘かったのか、それとも承知の上だったのか・・・。 僕の見通しも甘かったです。ちゃんと調べて、前の日に買っておけば良かった・・・。 『HK 変態仮面』はTOHOシネマズファボーレ富山では明日(5/3)までの上映です。 明日は行けないんだよなぁ・・・と凹みかけていたのですが、 どうやら、5月中旬からシアター大都会で上映があるようです。良かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年05月03日 02時04分45秒
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