恋すると不安になる人に その9 心が本当に広いの?
長い間書けなくて、ごめんなさい。”恋すると不安になる人に” 最終回です。読んでね♪*****恋愛中に、彼、彼女が浮気をしても、文句を言わない人がたまにいます。普通なら、傷つくような事を彼や彼女に言われたりされても反論することもなく、怒る事もなく、理解ある態度を取り、寛大な様子を見せる人がいます。周りからは素晴らしく心が広い人に見えます。”凄いね~””優しいね~”などと、人から言われるほどにますます、自分に自己犠牲を強いて、寛大に見える態度を取るようになる人もいます。人が心のそこから誰かに対して寛大になれる時、その寛大さが心の底から溢れ出るものであるならば、幸せを感じるはずだから、100%幸せと言えるなら、何の問題もないでしょう。でも、寛大な振りをしている場合は、いつか爆発します。浮気症の男性や女性を自分の彼や彼女にするために、策略を練り、そうしているなら、それはそれで目的があるから、その時は、あまりストレスを感じないかもしれません。しかし、いったんその人が自分のものになった時に、チクチク嫌味を言う人がいるのを見ると、心の中に知らず知らずのうちに、不満を溜め込んでいたのがわかります。自分を正当に扱ってくれない相手に対して、自己犠牲を払いながら、寛大な振りをする人達には心の奥底に不安を抱えている場合があります。自分の思いを口に出せば、愛されないと潜在意識で思っている場合、寛大である事を自分に強いる場合があるのです。寛大でなければ、愛される資格がないと思いこんでいるのです。何故こんな事が起こるのかと言うと、子供の頃、大人にとって良い子であれば、両親に褒められた経験を沢山持っているからです。両親(又は、大人)にとって、困った行動を取った時、私達の多くは悪い子と言うレッテルを貼られ、一番必要とする両親に冷たくあしらわれた経験を少なからず持っています。その時、深く傷つけば傷つくほど、自分のやりたい事や、言いたいことはそっちのけで、両親や大人が喜ぶ行動しか取らないように努力するようになります。そして、そのうち自分の本当の気持ちがわからなくなります。良い子や、良い人を演じていれば、自分で気がつかないうちに不満が心の中に蓄積されます。不満が爆発した時に、事件になるケースはよくあります。”え?あの人が?信じられない”と言ったニュースを目にしたり、聞いたりした事があるでしょう?あなたが、自他共に寛大であると言うレッテルを持ち、寛大な態度を取りながらも、100%幸せだと言えないとしたら、あなたは、心の中に愛されない不安を抱いて、そうしている可能性があります。寛大であるべきと思う時、その寛大さは何処から来ているのか注意して、自分の心の中を見てください。もしかして、寛大でないと愛されない、と思ってはいませんか?