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カテゴリ:SF小説
ある夏の日に 防対委員会のあとで
午後2時30分、災害対策委員会は全ての対策準備項目が了承され解散した。 叔父のアンドリューに電話したあと、ヨーコは勇一を振り返った。その時勇一は、ヨーコの顔に戸惑う心を見た気がして先に口を開いた。 「親父さんの傍に居てやれよ」 「勇一は、それでいいの?」 「ほんの3日やそこら、一人で平気さ・・こう見えても歓迎してくれるダチだって結構いるんだぜ」 「・・・・・・・・」 「そうだ!最近『Ⅼ』に顔出してないから荻窪と新宿に浸かるって手もあるし・・それがいいな、そうするってことで・・・親父さんの無事を確認してさあ・・・親子水入らずの時間を満喫すればいい。俺に電話くれるのはその後でいいから、な」 「わかった・・・有難うね、勇一」 「おいおい、湿っぽい顔してんなよ。ずっと会えないってわけじゃないんだからさあ!」 勇一たちのそばに車が止まった。と同時に窓が下りてアンドリューが顔を出した。 「2人共・・・早く乗った、乗った!夕方には渋滞がひどくなるから」 勇一は、環八通り四面道交差点を右に曲がって青梅街道に入り荻窪駅北口の200メートル手前で車を止めてもらった。ここからだとライブハウス『L』は直ぐだ。 今日の好きな曲は、勇一が「L」の分厚い遮音性の高いドアを開けた時に耳に飛び込んできたレッドツェッペリンの「移民の歌」です。 RHINOさん、Upして頂いて有難うございます(^^♪ いつも応援ポチをありがとうございます。 今日もよろしくお願いします。(^^♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.10 17:49:03
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