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最近バリュー株のなかでも典型的なバリュー株ともいえるグレアムのいう正味流動資産の3分の2以下の株価になっている株、いわゆるネット・ネット株はほとんどなくなってしまっているようです。
スティールパートナーズによるユシロ、ソトー以降ネット・ネット株もかなりの値上がりを示し、非常にキャッシュの豊富でスクリーニングにも引っかかる分かりやすいネット・ネット株はわたしの感覚では2004中頃まではまだ少ないながらも見つけることはできましたがそれ以降は絶滅寸前といったところのようにみえます。 ではネット・ネット株のような資産面でみて安全域の大きい株に投資することは不可能なのでしょうか? たしかに分かりやすいそういったネット・ネット株のような株は絶滅寸前かもしれませんが例えば非常に時価総額の大きい株をB/S上は以上に小さい金額で表していたり一見分かりにくいですが大きな安全域をもった株というのはまだまだ存在するように思います。 アメリカでは1980年代には企業買収の嵐が吹き荒れたためにネット・ネット株のような株はそれ以降姿をけしたようです。 しかし21世紀に入った現在でもアメリカで多くのバリュー投資家が活躍しています。ネット・ネット株はバリュー株の基準の一つにしかすぎません。 「価格」と「価値」の差を見つけるという基本ができていればネット・ネット株がなくてもバリュー投資をすることは可能かと思います。 本の読者さんでスクリーニングしてもネット・ネット株が見つからないよ。という質問が多かったので思っていることを書いてみました。 PS 今月14日(土)に東京で株式投資のセミナーをやりますので興味のあるかたはどうぞ。 人気バリュー投資家KENさんもわたしと同じクラビスさんでセミナーをされます。本店HPから申し込めますのでよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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