”演劇”的空間

映画館シネマ５で映画『コーラス』を見た。
親のないこどもや非行少年を集めた寄宿舎「池の底」にしがない音楽教師が舎監として赴任する。校長の体罰や子どもを悪質ないたずらを前に、子ども達を合唱を通して更生しようとする。
日本でいえば、伏見工業の泣き虫先生。アメリカ版では、「天使にラブソングを」を思いおこす展開だろうか。

とはいえ、音楽教師クレマン・マチューを演じるジェラール・ジュニョの温厚さとコミカルさを兼ね備えた演技。
問題児ピエール・モランジュを演じるジャン＝バティスト・モニエは、美少年であり、かつ美声の持ち主であり、ここも大きな見所。

フランスで７人に１人という触れ込みはまんざら嘘ではないだろう。

「シネマパラダイス」が好きな人なら、見て損はないだろう。