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上昇相場で多くの利益を得た投資家の手法では、下落相場でも多くの損失を蒙る可能性が高いです。
逆に上昇相場で少ない利益しか得られなかった投資家の手法では、下落相場での損失も少なくて済む可能性が高いです。 相場の世界で詐欺師に騙されないためには、これを十分に理解する必要があります。 単純にリスクとリターンが比例するという話ではありません。相場の世界には結果論では見えないリスクが潜んでいる、という事です。中期的にパフォーマンスの良い投資家はそれなりのリスクを取っていた、という事です。(本人に自覚があるかどうかは分かりませんが) 肝心なのは上昇相場と下落相場、両方を何度も経験した後でのパフォーマンスです。 上昇相場で70%の利益を得ても、その後の下落相場で40%の損失を蒙れば元に戻ります。 上昇相場で30%の利益しか得ていなくても、下落相場で20%の損失しか受けなければ、その投資家の方が優れたパフォーマンスになるのです。 上昇相場で大きな利益を上げつつ下落相場で損失を少なくするために、タイミングを計って投資先や現金比率を変える投資家も多いです。 このタイミングについては、たまたま上手くいったのか、それとも再現性があるのか、かなり長期的に確認してみないと優劣を見極められません。 (これらの投資家の話は後日行います) 相場が活況な時には多くの利益を得た投資家が注目を浴びますが、バリュー投資家までが多くの利益を得た投資家を讃えて投資手法を参考にしているようでは、自分の投資手法を見失っているとしか言えません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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