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上でも述べましたが、僕が主に用いているのはファンダメンタル分析です。テクニカル分析は行いません。業績に大きな影響がないにもかかわらず株価が暴落している時は、買い下がります。その値段で買いたいと思えば、少しずつ買います。 逆に、業績に大きな影響がある場合は、株価が暴落していても買い下がりません。 例えば、A&D(証券コード7745)を見てみます。 A&D は2019年12月頃から僕の保有銘柄です。 申し分ない割安銘柄です。低PER、低PERで、成長している。進捗状況も悪くない。 チャートは下記のようになります。 大暴落と言っていいレベルです。 しかし、僕はこの銘柄は買い下がっていません。保有していた株を売り下がっています。(売却のタイミングはかなり遅れてしまいました。その為、大きな損失を被っています) A&Dの株価がこんなにも暴落しているのに買い下がらなかったのは、A&Dが業績に大きな影響があるからです。 まず、2021年11月29日に、A&Dは子会社ホロン(証券コード7748)を株式合併して A&Dホロンホールディングスになると発表しました。A&Dは低PER低PBR銘柄でしたが、ホロンは高PER高PBR銘柄で、株式合併によりA&Dのバランスシートは毀損されることになります。成長銘柄のホロンが今後成長する場合は、その業績分がA&Dホロンホールディングスに加算されます。大切なのは、ホロンがそれに見合った株価なのかどうか、です。ホロンのPERもPBRも、A&Dの約3倍もあります。自分がホロンを買いたいかと問われれば、全力でNoと言うでしょう。その銘柄との株式合併です。A&D の株主とホロンでは、株主層が違います。A&D の株主の少なくない数は、ホロンとの株式合併に否定的だったと思います。 次に、これは株価下落中に起きたことですが、ロシアのウクライナ侵攻です。これによりロシアへの業績悪化は確定的になりました。A&Dの2021年3月期決算の業績は、上述しましたように売上約500億円、経常利益約45億円、ですが、ロシア国内の子会社の業績は下記になります。 決して業績に与える影響は少なくないです。純資産もA&D全社で234億円に対して35億円です。ロシアのウクライナ侵攻以降は、ロシアの企業の株価が歴史に残る大暴落をし、ロシアに対する経済制裁でルーブルが大幅に下落し、外国企業が次々とロシアから撤退しています。ロシア経済は壊滅的なダメージを受ける可能性が高いです。これらの様々なロシアに関する影響により株価が下落しているという側面が大きいです。 このように、株価下落が業績悪化を伴ってのものである場合は、単純に買い下がらないように注意が必要です。相場転換期は業績に先んじて株価が下落するので、景気の波に業績が大きく左右されるような銘柄への投資の際は、更に注意が必要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.23 08:39:21
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