|
テーマ:洋楽(3391)
カテゴリ:音楽
以前にも取り上げている(1stと3rd)、アメリカはマサチューセッツのWinterpills。 ようやく、2nd「The Light Divides」まで辿りつきました。 第一印象としては、3作の中ではいちばんアップテンポのような気がしました。けれど、あの愁いをたたえたサウンドは変わりありません。 「broken arm」が良いですね。私は1stの記事を書いたときに、Elliott Smithに似ていると言いました。そしてやっぱり今もそう思います。Figure 8のときのElliottのような雰囲気。 女性コーラスが、すべての曲にイノセンスを感じさせます。透明で冷たい、人間というよりは妖精の歌声のような…そんな気がします。 いろいろ検索してみると、「明るくなりすぎてつまらない」というふうに書かれてもいました。 たしかに、少しメジャーコードっぽい曲もあるし、感じ方は人それぞれですが、これを「明るくなりすぎてつまらない」とは…詞を読んでいないのだろうか。Winterpillsの音楽の源がなんなのか、そういうことを知らずにぱっと書いたとしか思えない。ラストの13曲目「a folded cloth」が終わったあと、数分後に始まる「broken arm」の、凍りつくような冷たさ、鋭さ、哀しさ。 私はこのアルバムの、外見の明るさと中身の暗さのギャップが好きです。優しい微笑みを浮かべながら、心は傷だらけ。そんなイメージが思い浮かびます。私はそういう存在にたまらなく共感しますし、寄り添っていたいと思うのです。 珍しく、ひとつのアーティストのアルバムすべてを記事にしてしまいました。 Winterpills。古傷の痛みのように、私の心に響きます。 マイスペ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.23 23:05:28
コメント(0) | コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事
|