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テーマ:洋楽(3391)
カテゴリ:音楽
数年前、Jason Falknerの初来日公演を見に行ったとき、彼がいました。 赤っぽい髪の毛と丸っこい顔と人懐っこい笑顔が印象的でしたが、歌い始めたらとてもいいメロディと優しい声。 自己紹介の声があんまり聞き取れなくて、そのときは彼のファーストネームしかわからずじまいでした。 Carwyn, Carwynと呼んで、終演後は写真を撮ってもらったりお喋りをしたりして、いい子だな~と思っていたわけです。 そしてノイズマッカートニーからリリースされたフルアルバム「Cookie Zoo」で彼の本名とプロジェクトネームを知りました。 英国王立音楽院 (Royal Academy of Music)出だそうで…うーん、そんな風には見えなかった(笑)。 そんな記憶も薄れかけた頃になって、例の大掃除のおかげで、彼のアルバムを見つけ出しました。たしか、買った当時もブログに書こう書こうと思っていて、流れてしまったんだっけ。 なんで書かないでいたんだろう、と後悔。 SSWはそれこそ星の数ほどいるけれど、彼はその中でも輝きの強い星。必ず、あっと目に留まるはず。 ありがちなフォークサウンドかと思うかもしれないけれど、そこで、さっと流してしまわずにもう少しだけ聴いていて欲しい。 どうしてもミディアム~スローになる曲を小一時間、聴き手が飽きることなくまとめるというのは本当に難しいことだと思うのです。ましてや、自分の表現したいことをめいっぱいそこに詰め込むわけですから。 Carwynの声は決して朗々とした豊かなものではありません。けれど、その少し細い声の使い方をわかっている。甘すぎず、かといって暗すぎず。そこにぴったりとはまるのが、アコギと、抑え目のバンドサウンド。SSWのアルバムでありながら、とてもライヴ感があるのです。 彼がJasonのオープニングアクトで披露した曲がとても良かったので、ライヴ後に彼に曲名をたずねました。 その2曲ともに、このアルバムに収録されています。「Dere Mewn」と「Paddy Power&The Glory」。 特に「Dere Mewn」。聴き手を優しく包み込んでくれる、ぬくもりに満ちた歌です。ラヴソングにも取れるし、友達、家族…それぞれの大切な人に向けて歌ったものとも取れます。 マイスペ あのライヴの終演後に、Jasonのバックバンドの人たちとCarwynと撮った写真は、いつ見ても笑ってしまいます。私はピースしてるのに、Carwyn、ピースサインのフリをしてさりげなく指を三本出していました(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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