|
テーマ:洋楽(3310)
カテゴリ:音楽
2021年にリリースされていたKings of Convenienceの「Peace of Love」です。 ちゃんと発売してすぐに買いました。聴きました。 ところが、当時の麻痺した私の心には全然響いてこなかったのです。こういう、見た目も音もお洒落なものを卑屈に拒否していた時分だったので…なので放置。しばらく放置。発見したの昨年。 ジャケットがすでに素敵。何この大人な感じ。KOCのアルバムジャケって、総じてスタイリッシュの極みなのですが、今回のはずば抜けてお洒落。二人の関係性を俯瞰で見たらこうなるという感じが、一目でわかります。この二人の、ドライでいるようで密なコンビネーションが、音にしっかり反映されているから、やっぱり好きなんですよねえ…。 のっけから二人のハーモニーにじわじわとやられます。KOCの音なのでパンチで勝負ではなくて、それこそまるで遅効性の毒みたいに、ゆっくりと時間をかけて私の心に染み入り、いつしか、そのフレーズしか頭の中で繰り返せなくなる感じ。「Fever」がその極み。 歌詞をつらつらと眺めていましたが、何だか私にはとてもビターな印象を受けました。スウィートはほんのちょっとで、ビター比率が高め。人生とか、愛とか、生きていく上で避けて通れないものに対する、ちょっと突き放したような目線を感じました。でも、それがまた心に寄り添ってくれちゃうときもあるんですよね。 来日公演、東京大阪と追いかけたころが懐かしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.19 20:00:12
コメント(0) | コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事
|