テーマ:高校野球(3599)
カテゴリ:深紅の大優勝旗を目指して(選手権関連)
国分中央、シード鹿実に完封勝ち!
シード3校敗れる波乱 写真文 政純一郎氏 【4回戦・国分中央―鹿児島実】5安打完封で勝利に貢献した国分中央のエース今村=平和リース 第101回全国高校野球選手権鹿児島大会第12日は7月22日、鹿児島市の平和リース、鴨池市民、両球場で4回戦4試合があった。 国分中央は第5シード鹿児島実を5安打完封。樟南は第3シード尚志館にコールド勝ちし、れいめいは第6シード枕崎に競り勝ちと、シード3校が破れる波乱の一日だった。第4シード鹿児島情報は鹿屋工にコールド勝ちだった。 第13日は23日、平和リース球場で純一郎2試合がある。 ◇22日の結果 ・4回戦(平和リース) 国分中央 2-0 鹿児島実 鹿児島情報 10-0 鹿屋工(5回コールド) ・4回戦(鴨池市民) れいめい 6-4 枕崎 樟南 12-3 尚志館(7回コールド) 全4試合の観戦レポートはこの文字をクリック! 鹿実―国分中央戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック! 一回裏二死一三塁、意表を突く本盗を決めた=写真=。格上の強豪校を相手に、技ありのプレーで先制し、狙い通り大きな流れを引き寄せた。 本盗は「県外のチームと練習試合をする時よく決めている」と床次隆志監督。公式戦でも昨秋の2回戦で鹿児島実と対戦した際、同じ初回に試みたが、タッチアウトで失敗している。チームもコールド負けだった。雪辱を晴らし、勝機を手繰り寄せるために、乾坤一擲の覚悟で仕掛けた。 内野安打で出塁してから、相手の左腕・福留の間合いを観察していたが、クイックモーションで投げるのでなかなかタイミングがなかった。三塁まで進んだ後、4番・西村が四球を選んで一三塁になって、生じた変化を見逃さなかった。 一走へのけん制で、右足を大きく上げるようになっているのを1球目で確認し、2球目で思い切って仕掛ける。右打者・松永の背後から忍者のように滑り込み、見事に成功させた。 守備では四回表、流れを失いかねないミスもあった。一死一塁、遊ゴロで併殺と思いきや、「走者に目がいってしまって」ボールをこぼす。ピンチが広がってしまったが、再び三遊間に転がってきたゴロを、今度は「頑張っている今村を助ける」気持ちでしっかりさばき、6―4―3の併殺を成功させ、ピンチを脱した。 エース今村が力投し、強打の鹿実打線に得点を許さない。力投に応えるべく、その後は守備陣もミスなく守り切った。最後の遊ゴロも確実に捕球、送球してウイニングプレーを完遂した。 昨秋は鹿実に、今春は池田に初戦敗退。この1年、県大会未勝利で迎えた夏は「最初から自分たちの野球を全力でやり切る」ことを心掛け、3勝挙げることができた。「まだ通過点。すぐに次の試合がやってくる。次も自分たちの野球をやり切るだけ」と気持ちを次の試合に切り替えていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.07 12:22:06
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