麺聖の文楽<国立小劇場通し>の旅
昨日の昼前から夜まで国立小劇場で文楽を1部から3部まで通しで聴く。咲甫太夫改め、織太夫の襲名披露の東京公演。精進して文楽を背負う「花の織太夫」になって欲しい。
大阪の演目をそのまま東京に持ってくるためか充実している。いい気分でうとうとしながら一日を過ごした(笑)。上達には本舞台の経験が必須ということだ。
文楽関係の偉い人に3つお願いがある。
一つ目は、三部制は止めてもらいたい。通しで聴く者には高いだけで何のメリットもない。
二つ目、文字久太夫を文字太夫を名乗らせて欲しい。昨今の充実振りからも当然と思うが。
三つ目は、切り場語りを作らないのは、怠慢である。最低、二部制なら二人、三部制なら三人は必要であろう。まだ早いというのも変だろう。既に複数の太夫に相当する場を語らしているのだから。