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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2023.08.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート そして今度はフィリップが話し出す。
サラはそれを3人に日本語に訳しながら…。

フィリップの声をサラが…。
「柚香さんがフランスに来て、丁度1週間後、8日目の朝でした。かかかか。いきなり柚香さんパジャマ姿で…、しかも…、朝の6時。私は、早朝にバルコニーでコーヒーを飲む習慣がありまして、その日も…。」
フィリップ、両肘をテーブルに。そして軽く両手でジェスチャーをする仕草で…。
「柚香さんはリビングを、あちらこちらを…。どうも様子が変だと思い、私も、リビングに入って、柚香~~。柚香~~???…柚香さんに声を掛けたんです。」
僅かに顔をコクリと…。
「すると…、あんたは誰…???…顔は物凄い怒った顔で…。なんで私はここにいる…???…少しだけ、日本語、分かりました。…ただ…。私は日本語は話せません。すぐにサラを。かかか、朝、早い時刻でしたけど、大声で2階のサラに。」
フィリップ、今度は両眉をチョコンと上下に。
「2階から降りてきたサラが、どうしたの???…と。そして、リビングにいる柚香を見てビックリ仰天。」

サラも口をへの字にして。フィリップも頭を傾げて、
「もしかして…、柚香…???…って。」
サラ自身も、
「えぇ。私も柚香を見て、あれ…???…と。…と、言うのも、柚香、フランスに来て、1週間、朝は朝食の時間まではぐっすりと。」
サラ、柚香を見て。

幸乃、その声にニコリと、
「えぇ。」
柚香を見て、
「この子は、夜は…大体…、10時でしょう。寝たらもぅ~。朝までぐっすりと。殆ど、起きる事なく。熟睡のタイプで…。」

その声にフィリップもサラも2度程頷いて。

フィリップの声、そしてサラの通訳。
「紛れもなく、そこにいたのが陽織。柚香とは全くの別人格。」

そこでフィリップ、思わずサラを見て笑い出す。
「かかかかかか。」

サラもその笑いに右目を歪めて、
「…と、言うか…。まさか…あそこまで…。」

その声に柚香、困ったような顔で、しかも、顔をほんのりと赤く。
藪岡、幸乃、それぞれ目をパチクリと。

藪岡、サラに、キョトンとした顔で、
「…まさか…、あそこまで…???」

フィリップ、
「かかかかか。」
そしてフランス語で…。

サラはそれを…。両手を開いて、
「日本語で言う、取っ組み合い…???」

藪岡、目を見開いて、
「うそ。」

サラ、
「まぁ…、何とか…、そういうところまでは…。ただ、陽織の両手は遮って、払いましたが…・。私にズンズンと向かってきて、何で私はここにいるの。どういう事。あんたは誰。そしてフィリップにも、この人は誰。ここは何処。起きたらいつもの部屋じゃない。部屋の中には柚香のものもあるけど、日本じゃない。ここは何処。髪を振り乱してまるで殴り掛かりそうな…。…そんな勢い。しかも、物凄い形相で私に。私も、起きてすぐなので…。と、言うより、起こされて…。その時、フィリップが、思いっ切りの両手をパン。そして、日本語で言うOK。すると陽織、その声に反応して動きが…。」

フィリップ、
「ハッハハハハ~~。」

柚香、サラとフィリップにコクリと、
「ごめんなさい。」

そしてサラ、
「フィリップが…。君が陽織さん。その…、ひおり、と言う言葉に、今度はフィリップに何…???…って。…で…。その頃には1階の寝室で寝ているはずの祖母も起きて…。家族も…。それぞれが…、何事って…。」
サラ、続ける。
「何とか、家じゅうのみんながリビング集まると、さすがに陽織も…。…でも…。さすがに…。」

藪岡も幸乃も、その声にサラを見て、フィリップを見て、
「…???」

柚香、
「泣いちゃった。」

藪岡、
「泣いちゃっ…。…あぁ~~。」

幸乃、藪岡を見てキョトンと、
「先生…???」

藪岡、幸乃に、
「多分…、陽織ちゃん…。圧倒されてしまった。目の前の環境が全く変わってしまった。」

フィリップ、右人差し指を立てて一言。

サラが、
「正にその通り。…そして…。」
サラ、グシャリとした顔で、
「そして、陽織、物凄い大声で。…一体何なのよ~~~。…で、その時に、祖母が陽織にゆっくりと。そして近づいて…。そして、陽織を抱きしめたの。…確かに、その時、陽織、体をビクンと…。でも…、陽織は、祖母に抱き締められたままで…。…で、何とか、落ち着いた…みたい。」

柚香も、
「うんうんうん。」

幸乃、
「柚香…。」

藪岡も柚香を…。

柚香、
「あ、うん。…と、言うのも、その…時の…。何て言うか…。いきなり…、突然に、その時の景色…???…って言うのが…。私自身も、何が何だか分かんないんだけど…。見える…って言うか、頭に浮かぶって言うか…。変な表現になっちゃうけど…。…でも、実際に…見える。リビングでのその時。物凄い陽織の表情。…でも、それは…、陽織から私に変わった時。…なんだけど…。」

藪岡も、
「まっ。確かに。」


僅かの沈黙。


藪岡、腕を組んで、
「いやいやいや。そういう事、現に、柚香さん、見えたんだ~~。」








LIBRA~リブラ~   vol,214.   「柚香さんがフランスに来て、丁度1週間後…。」

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最終更新日  2023.08.02 09:00:05
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