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窓ガラスに、生前の母の寝たきりの頃の顔が一瞬映った。 驚いてもう一度見ると、もうそこには何も映っていなかった。 前日寝る前に、50歳になって寝たきりになってしまったの母親のことを テレビでやっていた。 その母親は、体が硬直していく病気で 意識ははっきりしていても、体の一部も動かす事が出来なかった。 窓ガラスに母の面影を見たのは、 寝たきりの姿が、生前の母とダブって感じたからだと思う。 もし母の魂が私に会いにきてくれたのなら、 寝たきりの姿であるはずがないし、メッセージを残さないはずがない。 だから私の幻影であることは、はっきりとしている。 母のことを思い出すことがあるが、 寝たきりになってしまった母は、さぞ辛かっただろうと思う。 生きていてくれるだけでいいと思うのは、子供側の身勝手な感情だと思う。 もし自分が母の立場だったら、 寝返り一つ自分でできなくても、生きていたいと思うだろうか? きっと誰かの世話になるくらいなら、死んだほうがマシだと感じるだろう。 でも、死ぬ道も閉ざされているわけで、 きっと言うに言えない辛さだっただろうと思う。 テレビの中の寝たきりの母親は、 体の一部も動かせないというのに、生きることに貪欲だった。 それは残していく5人の子供のことが、心配でたまらないからだった。 かろうじて動く口を指の代わりにして、 目の前のパソコン(?)に自分の気持ちを打ち出す。 そこには、子供への励ましが書かれている。 時間をかけて、一人一人へのメッセージを書いていくのだ。 それがもう何年と続いている。 すごい精神力だと思うし、これが母親の無償の愛なのだと思う。 3年の命と言われたのに5年を過ぎても頑張れるのは、 幼い子供を残す不憫さからだろう。 母が子供を思う愛、そして子供が母を慕う愛。 この愛が私に母を思い出させ、窓ガラスに母の面影を見たのだろうと思う。 ※※※※※※※※※※ ≪レイキ交流会≫ ※※※※※※※※※※※※ 開催月: 奇数月の第一水曜日 偶数月の第一土曜日 ★次回5月2日 時 間: 13時~16時 (時間延長の場合有り) 参加費: 一般の人 2千円 生徒さん 千円 中学生以下 5百円 要予約: mihoohn☆c.vodafone.ne.jp (☆は@に変えて下さいネ) 090-8540-1854(ソフトバンク) 山田美鳳(みほう) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月23日 12時27分20秒
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