日本で毎年3000人以上の人が亡くなるインフルエンザ
2020年5月23日(土)https://president.jp/articles/-/33053?page=2<転載>日本で毎年3000人以上の人が亡くなるインフルエンザインフルエンザは、予防のためのワクチン接種が普及し、タミフルなどの治療薬もある。しかし、それでも子どもや高齢者を中心に多くの方が亡くなっている。医師の死亡診断書にもとづく死亡届を再集計した厚生労働省の人口動態統計によると2018年にインフルエンザで亡くなった人は3325人だった。図表1には毎年のインフルエンザ死亡数の推移を掲げた。図表2には、参考のため、毎月のデータも示しておいた。昨年2019年もデータが公表されている9月までにインフルエンザ死亡者数は3000人を超えている。この人数は、医師が死因をインフルエンザと認めた人のみである。インフルエンザで入院した人でも、肺炎を併発したり、持病が悪化し心不全などその他の病気で亡くなったりした場合は含まれない。今年1月からの新型コロナウイルスの感染者数は5月22日現在「16,518人「」で、その内死亡者数は「799人」と発表されている。そのうち東京都が一番多く、感染者数「5,136人」で死亡者数「263人」。新型コロナの死亡者数は、毎年のインフルエンザの死亡者数の三分の一なのです。