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2009.12.14
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千里山団地のジオラマ製作記、今回は地形の材料について。

千里山団地は公団初期に建てられた味のある住棟が魅力的ですが、一番の特徴はその起伏に富んだ地形にあります。
特に中央部のスターハウスが建ち並ぶ星が丘地区は、まるで棚田を思わせるような複雑な地形で、模型ではどのように表現したら良いか、悩みどころです。

そして、建築模型の地形模型(コンタ模型とも呼ぶ)は、ネットで検索するとけっこう参考になるHPがあったりしますが、定石はやはり等高線に沿って切り出した板を重ねて表現する技法でしょう。

今回の千里山団地の模型も例に漏れずこの方法を採りました。

ただし、素材や板の重ね方にはちょっと工夫をしています。

まずは素材から。

今回使用したのは、これ。

090725-17.jpg
壁に立てかけた白い板、素材は何でしょう?

スチレンボード?発泡スチロール?

いえ、違います。

答えは、「発泡ポリプロピレン(EPP)」

一見発泡スチロールと見紛うのですが、発泡スチロールとは違い、柔軟性や弾力性に富み、薄板でも折り曲げに強いのが特長。
最近では自動車のかさ上げ材等に使用され、トランクルームのスペアタイヤの上に工具を載せるためのパーツにも使用されています。

また、その軽量で柔軟な性質を生かし、ラジコン飛行機の分野で近年注目を集めています。
今回のジオラマに使用する材料も元々はラジコン飛行機用の素材を使っています。

下記リンク先の通販で入手しました。
SKY TOWN

サイズは450mm×900mm、厚みは2.5mm
1枚の厚みが1/450のサイズで1.125mに相当しますので、これ1枚を高さ約1mとして等高線状に積み上げました。
スケールより若干高低差がありますが、模型ではこの程度のデフォルメはむしろ特徴を強調するため好都合です。

090924-02.jpg
等高線に沿って切り出した板を貼付けてゆきます。
一般には、素材を2枚用意し、等高線を片方は1m、3m、5m・・・、もう片方は2m、4m、6m・・・と、ひとつ飛ばしで切り抜いたものを互い違いに重ねてコンタ模型を作るのが効率の良い製作方法なのですが、今回は発泡ポリプロピレンだけで形を作るので、強度も考えて4枚一組で作りました。

そして、発泡ポリプロピレンの長所でもあり欠点でもあるのが、「溶剤に強い」ということでしょう。

発泡スチロール等は溶剤に弱いため一般のスプレー塗料で塗装すると溶けてしまいますが、発泡ポリプロピレンは溶剤に強いので、直接塗装をしても安心です。

しかし、溶剤に強いということは「接着しにくい」ということでもあるため、使用できる接着剤が限られてきます。

そこで、今回使用したのが、これ。

090924-01.jpg

最近ではポリプロピレンを接着できる接着剤が増えてきました。

今回の地形だけで、この接着剤を6個くらい使用しました。

接着剤を大量に使う時は換気に注意しましょう。
今回も目が痛くなって大変でした。

つづく・・・





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Last updated  2009.12.23 00:12:55
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鉄コレん@ Re:鉄コレ 名古屋市営地下鉄 連結面間隔の短縮(11/02) ためになるアイデア有難うございました。 …
開田裕治@ Re[5]:赤羽台団地(その1)(10/18) 新木さくらさんへ
赤羽台団地@ Re:赤羽台団地(その1)(10/18) 赤羽台団地 北区
山本真祐子@ Re[3]:赤羽台団地(その1)(10/18) 江北六丁目団地さんへ
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