『お誂え』・・・・致しますですぅ^^
誂え : 【あつら・え。あつら・へ】 (1)注文して作らせること。また、注文して作る品。オーダー-メード。 (2)人に頼んでしてもらうこと。 (3)歌舞伎で、作者や役者が特に注文して、 その場面のために新しく鳴り物・道具などを作らせること。 誂える : 【あつら・える。あつら・へる】 (1) 注文して作らせる。 (2) 人に頼んで、自分の思うとおりのことをしてもらう。依頼する。 ** *** ** *** ** *** ** *** ** *** ** 読んで字の如しの『お誂え』で御座いますが・・・実はこの度、自分、弱輩の分際では御座いますが、『お誂え』する事と相成りました^^・・・・と申しましても、着物でも帯でも長襦袢でも御座いませんで・・・・^^;実は、こちらを、特注させて頂く事と成ったのでした^^; えぇ、和裁用のヘラで御座います。・・・とは云え、『お誂え』とは申しましても、ヘラの材料が鹿角だとか象牙だとかマンモスの骨だとか、ヘラの大きさが通常の物と比べ、極端に大きいとか小さいとかでは御座いません^^;実は、この両耳ヘラの片側を・・・・左利き用にして貰うので御座いました^^実は自分、左利きなので御座います^^;左の純粋培養(矯正経験一切無し)なので、両方の手を同じように使う事は出来ても、やはり重点は、左に置かれて居る様で御座いまして^^;ですので、出来ますれば、重要な部分だけでも、ヘラを左手で使いたかったので御座いますが、通常ヘラは、物差しに当たる部分が平らで、外側に丸みが御座いまして、これをこのまま左手で持つと、物差しの端を、お玉の底でなぞるようなモノだからなのか、気を抜くと、ヘラの線がヨロヨロ~~(m--)mしてしまうので御座いました。ちょっと前から左用のヘラを、ユザワヤやオカダヤ等の、大きな手芸店で探しては居たのですが、なかなか見付かりませんで、この度、和裁用具を専門に扱っている「いとや」さんに相談致しました処、いとやさんが色々と探して下さいまして解ったのですが、今現在既存の物では、左利きのヘラは無いのだそうでして、 (削りメーカーさんに、牛骨が届く時点で既に、 材料が右利き用に半処理されてしまっているのだそうです。 100本単位ならば、左用に仕入れが出来るかも…と云うのが、 メーカーの返事で御座いました^^;)本来ならば、此処で諦めてしまうのですが、その後、いとやさんがメーカーに何度も粘り強く交渉をして下さいまして、『特別誂え』ならば、1本からでも、何とか作って頂ける事になったので御座います^^値段は・・・・・特注と成りますので、『既存の右利き用の倍』では御座いますし、ヘラで布に、必要以上の力で、ギュウギュウと標し付けをするのも、“和裁標し”に慣れるまでの事なのかも知れませんが・・・・^^;また、“最近和裁を始めたのでごじゃるよ♪”と報告していた友人からは、「両手が使えるのに、 わざわざ作らないと駄目なの?」とも云われて居るのですが・・・^^;道具は大工・・・・もとい、女の命なんでぃっ! (ホンマかいな^^;)いいの♪ いいの♪なんだかとっても嬉しいので御座います^^ (朝青龍もいい相撲だったですし^^)まだまだ齧ったばかりの和裁で、自分用の道具を誂えるなんて、手枷足枷以外、何者でもないのかも知れませんが、でも、なんとなく・・・心意気が形になったような気もするので御座います^^だからこんなにも、ドキドキ・ワクワクするのかも知れませんよね^^併せてやはりヘラ台も必要なのかしら??かけはりや、くけ台は??・・・・等と、朝から雨降るお江戸から、思いを膨らませていた、本日の自分でごじゃりました^^着付けはどうした?・・・・と云うお声には、袷の季節が来たら…と云う方向で^^; 実は長襦袢をまだ持っていないのでした^^;