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テーマ:日本語があぶない(18)
カテゴリ:ニュースな日々
JCB、ロシアの取引停止 海外大手と足並み - 記事詳細|Infoseekニュース JCBは8日、ロシアでのクレジットカード決済サービスを日本時間の14日から停止すると発表した。ウクライナ侵攻による各国の制裁措置を踏まえて判断した。米クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)といった海外の大手もロシアでの事業停止を既に表明しており、足並みをそろえた格好だ。ロシア国… さてロシア関連でいろいろなニュースが出ていますが、その中でこれ。 JCBが海外大手と「足並み」? さて、なんでしょうかこの書き方。 記事のサブタイトルに「海外大手と足並み」と書かれているのですが、「足並みを揃える」のか「足並みが乱れた」のか、これでは全く分かりません。 タイトルを短く明確にするという意図はわかりますが、一般的にこういう形で使う場合には 「寒冷前線が足踏み」 「株価が上昇」 とか「~する」の形式を取る、いわゆる「サ変名詞」から「する」を省略するものです。 このほか 「関与が明白」 「業績が好調」 のように「~だ」の形式を取る、形容動詞の語幹部分のみを使用します。 これに対して「足並み」とは歩くリズムなど、調子そのものを表す言葉で、「合っている」と言う意味も「乱れている」と言う意味もありません。 例えるなら「今日は体調」と言っているようなもので、これだけ言われても「体調が良い」のか「体調が悪い」のかがわからないのです。 近頃気になる日本語が増えている 以前は新聞社などが活字を起こす場合には、必ず文章の校正と言う作業があったのですが、近ごろは「校正」の専門家など使わず、おそらくニュース配信の部署内で「はい、OK!」程度のチェックしかしてないんでしょうね。 もしくは配信担当者がノーチェックで出しているのか。 まぁたぶん「文章の正しさ」よりも「ノリ」が大事程度に考えているのでしょう。 それが子供たちや若者に影響を与えて、将来の日本をダメにしていくなどとは考えていないのでしょうね。 これは子供たちの教育の問題 別に仲間内でどんな言葉を使おうとかまいませんが、やはり公的機関や大企業、報道機関、教育の現場においては正しい日本語を使うように推奨すべきではないでしょうか。 将来の子供たちの論理的思考力を維持するためにも必要なことだと私は思うのです。 正しい日本語を使えないと言うのは、算数の足し算ができないと言うのと同じようなことなんです。 だいたいテレビ局が容姿で女性アナウンサーを選ぶようになって、おかしくなったんじゃないすかね。 ”旧中山道” が読めなかった人とか、”北北西” が読めなかった人とか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.09 14:59:54
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