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暁のレゾンデートル ~親ガチャにハズレた人に読んで欲しい 底辺のブログ~

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2022.04.18
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カテゴリ:ニュースな日々

結局、日本の中高年はガソリンエンジン車とともに「逃げ切る」ことになるだろう - 記事詳細|Infoseekニュース
スイカがモチーフのヘルメットをかぶり、オーバーオール姿で電動の原付バイクで旅するバラエティ番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京)の見どころのひとつは、バッテリー残量が0%になったときに充電をさせてくれる近辺の民家や店舗などを探し回るところだろう。その慌てた様子はバラエティ番組なの…


今まで、ニュースを見ながら家族に問題点を話していたのだが、日野百草さんの長文記事が出ていたので、改めて書いてみることにした。

日本人の考えるHV、EVとは?
先日、自家用車の定期点検で販売店を訪れたときのこと、半年先に迫った残クレ期限を見込んで、新車のセールスが始まった。

そこで出てきたのは、「ガソリン車に比べて、月々実質1800円の負担増でHVにできますよ」と言う話だった。

そこで「HVにすることでどんなメリットがあるのか?」と質問すると、「環境にやさしい」「燃費が良い」とか「加速等の性能が上がる」と言う、ほとんどメリットとは考えられない説明だった。

「環境にやさしい」とか「静寂性向上」と言うのは、現実には「気分が良い」程度のメリットしかなく、「燃費が良い」と言われてもそれを計算に入れてもまだ高いと言う試算だ。

さらに別に現状の性能に不満が無ければ、性能が上がってもそれをメリットとは感じられない。

ディーラーは少しでも高い車を売りたいだけ

ちなみに、この試算と言うのも問題で、燃費はカタログに載っている値で、一番良くガソリンを消費している高速道路での燃費の半分程度の数値、さらに、ガソリン価格も直近の170円での試算で、この先さらに上がる可能性もあるが、今後5年間ずっと170円以上であるかどうかもわからない。

こんな意味のない試算まで出してきてHVを勧められても、ぜんぜん心が動かない。

この試算の問題点を指摘して、この話は終わりになった。

総合して考えると、ディーラーの視点で単に売り上げを少しでも多くしたいと言うことではなかっただろうか。

私の友人に「少しでも環境のためにハイオクのガソリンを入れている」と言うのがいるが、そう言う人は別にして、「環境だ」「HVだ」「EVだ」と言うのは単なる流行りで、そもそも政府が「新車全EV化」と言うのだって、単に「外国受けが良い」「国民受けが良い」という「良いこと言って支持率アップ」程度の話でしかない。

「環境にやさしい」と言うのは悪いことではないが、それならもっとやるべきことがあるだろう。

全新車EV化・所有者としての問題点

政府が言い出した新車販売をすべてEVにすると言う話だが、そこで起こってくるであろう現実的な問題を、設定した期限までにはとても解決できそうにないと以前から思っている。

[1] 充電スタンドの不足

最近サービスエリアで、ちらほら目にするようになったEV用の充電施設だが、街中で見かけることはほとんどない。

あったとしても、1カ所に1台あるいは2台のみで、現在数万台と言われるEVが1000倍に膨れ上がるとして、充電設備も1000倍にできるのだろうか?

[2] 充電時間が長い

また、日野百草さんの記事のなかで、充電時間の長さが問題になっていた。
記事の中にある30分の半分の15分としても、ガソリン給油の3倍以上の時間がかかることになる。

そう考えれば回転率からすると、必要な充電設備が1000倍では済まない可能性も出てきてしまう。

[3] スタンド以外での充電は難しいのでは?

アメリカのように一軒家が多い土地柄では、自宅のガレージで充電するという選択ができるが、人口の集中する日本の都市部では高層住宅と付随する駐車場と言うのが一般的だ。

そうなると、駐車場で充電するための設備が必要となる。

今後10年や20年で、充電設備の付いた駐車場が「基本」と言う状況にできるのだろうか。

全ての新車をEVにすると言う時点で、せめて半分は充電可能な駐車場になっていなければ充電難民が発生するのが目に見えている。

[4] 駐車場のコストが増大

また、現状では利用しない土地を駐車場として貸し出して、小遣い稼ぎをしているだけの駐車場だって多いはずだ。

そう言った駐車場のオーナーが費用を負担して充電設備を設置してくれるだろうか?

また、設備を用意すると言うことは、設置・管理に費用が発生することになるわけで、ただでさえ自動車のコストとして安くない駐車場が値上がりした場合、さらに車離れが進む結果になるのではないだろうか。

全新車EV化・国全体での問題点

ここまでは、EVを利用するユーザーとしての問題点だったが、EV化の問題点ではそれだけではすまない。

[1] 電力供給・高騰の不安

つい先日も、電力不安で政府から節電の求めが出ていた。

果たしてこの状況でEV化で増大する、電力供給を賄えるのだろうか。

そして、現在主流となっている火力発電所は、石油を原料として燃やしているところがほとんどだ。

つまり、石油を燃やして作り出した電気でEVを走らせたところで、「環境にやさしい」などと言うことは全くないのだ。

[2] 日本の自動車産業のアドバンテージが崩壊

欧州や中国が、EV化を推進する理由のひとつに、世界を席巻する日本の自動車産業を貶めようという目的がある。

ガソリンや軽油を原料とする車づくりでは、当初アメリカや欧州の方が進んでいたが、物づくりにこだわる国民性か、いつのまにか日本車が世界のシェアを占めるようになっていた。

エンジン性能で先行する日本は、ハイブリッド化など、涙ぐましい努力でこれまでEV化に抵抗してきたのだが、エンジンを使用しない電気自動車では、ヨーロッパや中国の自動車生産技術と日本の技術との差が相当縮小することになる。

欧州が声高にEV化を叫ぶのは、自動車産業の主権回復を目的としているということも忘れてはならない。

[3] ガソリンスタンド、石油元売りを始めとする産業構造の変化

日野さんの記事にあるように、EV化が実現すればガソリンスタンドは経営が難しくなるだろう。

整備車検工場しかり、エンジン関連部品の生産会社しかり、日本の自動車産業の裾野は広く、「EV化」などと言う「リップサービス」では済ませられないくらいに、経済全体に与える影響が大きい。

政府はそこまでのシミュレーションを済ませた上で「EV化」と言っているのだろうか?

現実的に起こりそうな問題がいろいろ

[1] 電力不足・高騰を回避するには原発をベースロード電源に

電力が不足した上、火力を増やせないとしたら、もう原発をベースロード電源として、電力の中心に据えるしかないだろう。

原発と言うのは、維持管理等に非常に大きなコストがかかるもので、発電自体のコストはそれほど大きくない。

原発を電力の中心として活用できれば電力の問題は解決しそうではあるが、日本政府にその”英断”ができるのだろうか。

[2] 充電待ち行列の恐怖

現実に今でもガソリンスタンドに長蛇の列ができることがある。

ガソリン給油に比べて、充電時間が数倍になると言うことは、この長蛇の列は恐ろしいことにならないだろうか。

これを回避するには、大型ショッピングセンターの駐車場をすべて、充電可能にするくらいのことが必要だろう。

そう言った壮大な転換を10年やそこらで行うことは現実的に無理なはずだが。

[3] ガソリン車はガラケー、電子決済と同じ道をたどる

現在の「スマートフォン」が出回り始めたころ、私は疑問に思っていたことがある。

当時日本で主流になっていた「フィーチャーフォン(ガラケー)」より、あきらかに性能で劣るものが「スマート(賢い)~」と呼ばれることに抵抗を感じていた。

要は欧米で出回っていた電話機よりも「賢い」と言うことで「スマートフォン」だったのだが、すでに日本のガラケーはそれより賢かったのだ。

にも拘わらず、欧米標準の新しい基準には適合せず、すべて排斥されることになった。

そう言えば、かつてのパソコン市場も同じで、メーカーごとの規格で作られていたパソコンが、気づけばすべて DOS/V - Windows の統一規格品に席巻され、日本のメーカーは敗退したのだ。

ICカード、Felica などの電子決済もすでに日本で普及していたのに、より使い勝手の悪い「QRコード」決済が広められようとしている、広めようとする勢力の力があれば、使い易さなどは二の次、広めたものが勝つのが現実の世の中と言うことだ。

それでも EV はやってくる

なにしろ、EV の方が構造がシンプルなので、ボリュームディスカウントが効いてくればかなり安く作れるようになる。

ガソリン車に比べて、部品の耐久性も上げやすく、維持管理・メンテナンスも簡単になるだろう。

現時点では電池の性能がまだ不十分だが、これはまだまだ技術革新が期待できそうだ。

国と国との競争、駆け引きや、産業の大転換など、さまざまな出来事を包含しつつ、やがて EV が中心になることは間違いないだろうと思っている。

50年前に30年しか持たないと言われていた石油がまだまだ現役なことにも驚く。

流行りものが大好きな林檎信者たちはアップル・カーに群がるのだろうか。

そして、以外にも新車販売がすべてEV化された折には、中古のガソリン車が意外に高値で取引されている

そんな未来があるのかもしれない。





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最終更新日  2022.04.18 01:02:16
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