カミングアウトの母 ~2
紅葉が始まりました。窓から見える木々もこれまで緑だったのが黄みがかってきました。落ち葉もあちこちで見られます。ここの窓から見える建設中のスタジアムも、建設が進んでいるのが少しずつ見えて時間の経過を実感します。2年後のユーロカップのオープニングの試合に使われるのだそう。ボーリャを見送りに行ったバスステーションがこのスタジアムのすぐ横にあったのですが、スタジアムを見るとちょっとだけど彼のことが頭に浮かびます。なんか懐かしいですね。もう遠い思い出のような気分がします。でもあれが彼を見た最後で、今後も2度と見ることもないでしょう。それはそれで良かったと思います。素敵な思い出として心にしまっておきます。 一昨日の日記を書いてから、私も少しきちんとカミングアウトしないとD君に悪いなと気付きました。だって彼が自分の気持ちを書いてきてくれても、私のこと詳しく教えてないので疑問が多いだろうし躊躇ったりこないだみたいに中途半端になったりして、気持ち悪いったらありゃしない!と思ったのでその後メールを書きました。チャットで切れ切れに説明するよりもメールのほうがきちんとできるし。メール長くなりそうで全部は語れなかったけど、言いたかったメインのことは書きました。彼はメール読んでこれまでの謎が解けたみたいで安心した様子。「僕を信頼してくれてありがとう」と言ってきました。でそのことを話し合って、いくつか質問してきて、多少のキツいことも言ってきたのですが、それに上手く返事ができなくて困りました。だって感情的に堪える部分を突っこんできたのです。チャット後ずい分考えました。きちんと返事できないのは、私はまだ自分自身のことをきちんと理解できていないんだな、って。ボーリャの教えてくれた自己分析から始まって、これまで何度も自分発見をやってきましたが、まだまだ発見すべきことがある、と思っています。というか、それが何なのかもちゃんと分かっているんです。ワケがあってきちんと答えれなかったんだ、ってことを昨夜メールで簡単に説明しました。なんか説明ばかりやっててまるで言い訳みたいだけど、本当のことなんだからって。的確だけど抽象的に書きました。というのは、突っこむのはムダだって知って欲しかったのと、これは絶望的なことなのではなくって、将来性のあることなんだって知ってもらいたかったから。D君の場合、抽象的に書くほうがうまく理解してくれるのです。将来性なんてのは、まだ起こっていないことなので細かく表現するわけにはいきません。のでそれを暗示するように書くのです。昨夜そのメールを送信したのだけど、今日のD君は普段の穏やかさに戻っていました。私の心のカミングアウトに関してはもう何も触れずに、その代わりいろんな短編の物語をYouTubeで見せてくれました。D君がこんな風に物語を見せてくれたり、音楽を紹介してくれたりする時って決まって私を励まそうとしてくれる時です。今日見せてくれたので特に良かったのはこれ↓ロシアの民話。内容はシビアで悲しいエンディングなのだけど、心を暖かくしてくれるものがあります。愛がありますね。{物語}嫁入り前の娘が、竜に見初められてさらわれていく。優しい竜と結婚して幸せに暮らしはじめ、子供も儲けたが、故郷に一人残した年老いた母親のことが心配になり里帰りするのだが...ザリガニの物語 Part1, Part2(ロシア語、英字幕)これ見て思ったのですが、あのアホっぽい花婿か、優しい竜かのどちらかを取るかと聞かれたら、私もやっぱり竜のほうを選ぶだろうな、って。優しくて思いやりあって、そして愛してくれている。それに楽しい。実は、この竜って、D君にイメージそっくりじゃないかしら?、と思えるのでした。なんか似てる。羽はないけど、優しい顔立ちで、細くて背が高い...。D君だって、この竜に共感するところがあってこの物語を見せてくれたのかもしれませんね。またそれてますが、カミングアウト関連まだ続きます。 おまけ私くらいの年齢だったら知ってる人もいるかも知れませんが、80年代から90年代にかけてRebeccaっていうロックバンドがありました。このバンドが有名になる直前の'86年に、私は中学校の女の子友達4人とでバンドを(短期で)結成、Rebeccaの曲をコピー演奏しました。文化祭でやるために。ボーカル、シンセサイザー、ドラム、ベースギター、そして私はリードギター。これが、私がうるさい系の音楽が好きになったきっかけかな...?ガンガンボリューム大で演奏しましたから。演奏した中でもお気に入りの曲がこれ↓古いし、いかにも80'sっていう感じだけど、音楽的に傑作だと思います。Love Passion蜃気楼ブログランキングに参加しています↓ にほんブログ村