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2007.04.18
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テーマ:本日の1冊(3684)
カテゴリ:


『グレート・ギャツビー』

著:フランシス・フィッツジェラルド


ニックは血縁に当たるデイジーから、
ニューヨーク郊外ロング・アイランドの、
超高級宅地にある豪邸に招かれる。

ニックはそこで、隣人である大富豪ギャツビーの、
話を聞かされる。

マンハッタンでも、数々の噂話を聞き、
ギャツビーに興味を持つニック。

そしてニックにも、ギャツビー本人から、
パーティの招待状が届く。

彼らは以来、親密さを深めていく。

一方、デイジーの夫トムは、近くに女を囲っており、
それはほとんど公然の秘密だった。

ある日、ニックの家にデイジーがいるところへ、
ギャツビーが訪れる。

実はデイジーは、ギャツビーが出征以前に、
会ったことがあり、以来ギャツビーは、
デイジーへの想いを胸に秘めていたのだった。



村上春樹氏の、新訳版。
といってもこの小説自体、読むのは初めてですが。

村上春樹氏の、作家人生の、ひいては人生そのものの、
指南書となった一冊らしいけれど、正直、
彼ほどの感激を感じなかったのが、残念。

彼も解説で書いてある通り、この本の本当のよさ、
文章の素晴らしさ、言葉の美しさは、
原書で読まなければ、分からないのかもしれない。

と、訳してる本人が言っちゃっていいのか?
言葉が違っても、その素晴らしさを伝えるのが、
翻訳者の仕事じゃ?なんて思ったけれど。


でも、作品としてつまらない、というわけでは決してなく、
物語は、とても面白かった。

古き良きアメリカの、目の眩むようなひと夏の物語に、
引き込まれると共になぜか、ノスタルジーを感じるような。


ニックもギャツビーもデイジーも、
今の私と変わらないぐらいの年なのに、
妙に老けてるというか、人生を諦めているような、
全てを悟っているかのような落ち着きっぷりに、
逆に読んでて落ち着かなかったのだけれど。

そんな、「楽しいことなんてこの先あるわけない」
とばかりに、金に飽かせた退廃的な生活を送る、
過去も現在も、何もかもが謎めいている、ギャツビー。

しかしその心の奥には、くすぶる想いを抱えていて。
それが再び燃えあがった時、悲劇が彼らを襲う。


長い人生においては、ほんの一瞬のできごとが、
深く深く心に刻み付けられる、その軽い痛みを思い出す、
そんな小説。

彼の訳じゃない本も、読んでみたくなりました。


『グレート・ギャツビー改版』 野崎孝訳

『華麗なるギャツビー』 大貫三郎訳


原書で読めれば、一番なんだけどね(笑)。

『華麗なるギャツビー』 英語文庫



ランキングも
よろしくお願いします♪


【参考】
◆フィッツジェラルドの著書は→ 楽天ブックス
◆村上春樹の著書は→ 楽天ブックス


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最終更新日  2007.04.18 19:21:43


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