昨日、お陰をもってリキの抜歯も無事終わり、経過も良好である。
しかし彼の場合、何かと特例の待遇となった。
オペ後、先生がスタッフに目配せする。
先生「アレ使おう。」
スタッフ「分かりました。」
ピンと来るものがあった。
ストレッチャーである。
ここの病院ではこの程度のオペの後、猫はスタッフに抱えられ病室まで移動するのが常である。
ガラガラと力の抜けた猫をストレッチャーで運ぶ様子を、たまたま待合室で見ていた親子連れはこう囁いた。
「死んだの?」
死んではおら~んんっ!
( ̄▽ ̄A)
暫し厄介になる個室も所謂、猫用サイズではなく、中型犬用の下段ゲージである。
理由は彼自身にあった。
2年前、去勢する際には5キロ台だった体重は、昨年までに8キロに増え、「これぢゃあイカン!」とダイエット食に替えて1年近くが経つだろうか。
術前検査の時に測定したら【8.500】kgの表示。
ん!?
表示違ってない?
ふ、増えてるし~!
広々とした個室で今日の昼には缶詰とドライフードをモサモサと食っていた。
たんと食え・・・い、いや、八分で止めておけ。
心中、何かと複雑な親心である。