カテゴリ:feeling
老人は記憶に生きる。青春の日々が「予習」であるなら、 老いの毎日は「復習」である。 若者は未来に夢み、老人は過去に支えられて日を送る。 人間は生まれるとともに、モノを覚え始め、同時に次々と忘れていく。 人間の意識はいつも忘却の波に洗われている。 けれど、それに抗しながら記憶が精神を形づくる。 考えることも、感じることも、思い立って行動に移ることも、 すべて記憶が原動力となっているのである。 そして、その記憶は年を取るにつれ、 かけがえもなく貴重なものになっていく。 だとすれば、賢く生き、上手に年を取るには、 何よりも記憶を大切にすることではないだろうか。 そのために、思い立ったその時に、出来事や感想をつづる。 「日記」ではなく「月記」でもいい。 月に一度だと億劫にもならないと思う。 その瞬間の記憶が、後年どれほど貴重な自分の人生記録になることか。 そのまま「自伝」という形になっていく。 老いていく自分のために。 私は続けていくつもりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.12.11 09:09:24
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