Leap soul　～Satsukiのミディアムブログ～

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どうも自己PRが私は昔から苦手・・・。
というか、私の何がセールスポイントなのかが、
もひとつ分からない。釈然としない。

今、ある広告作成において、私は自分のプロフィール部分を作成しているのだけど、
こんな時間になっても、あたふた・・・、もたもた・・・。
鏡に向かって笑ってみたり、ガイドに救いを求めてみたり、頑張ってはみるものの、
あげくの果てに、「私は・・・私は誰？？？」状態になってしまう。

そう言えば中学の時、大好きな先生（元野球選手の新庄と舘ひろしを足して２で割ったような先生！）に、
職員室でギャーギャー騒いで怒っている時に、
「さつきの笑顔は誰よりも周りを楽しくさせるんや。」と、突然頭なでなでされたことがある。
いや、今思えば、激怒しているやっかいな生徒を静めるために言った言葉か？
そりゃ先生の方が、当時の喜怒哀楽丸出しで生きてる動物に近い私より、
一枚も二枚も上手だし大人だけれど、
でもとにかく、当時親に叱られてばかりだった私は、（とらうまとらうま～。笑）
その言葉が何より嬉しく、以来先生にそう言われるたび、みごとに激怒が一瞬で沈静化された。
そして単純にニッコリ笑って、一件落着。ああ遠き若かりし青春。

なんだかあの当時って、とにかく笑ってるか泣いてるか怒ってるか、
誰かを追いかけてるか逃げてるか、どっちにしてもいつも走ってたし忙しかったし楽しかった。
今のように、良いも悪いも余計な思考パターンが殆どなかったのよね・・・。

それから成長して、社会人になっても先生のあの言葉は私に魔法をかけ続けてくれた。
時折その言葉を思い出しては、鏡に向かってニッコリ笑って自分を元気付けていた。

高校を卒業して営業の仕事をしていたある日、部下を集めて上司から言われた。
「夫々自分の短所と長所を正直に書いて提出しなさい。誰とも相談しないように！」

その夜、初めて自分に対して苦しんだ。

長所が全く浮かんでこないのよ・・・。
考えても考えても、私の長所は何かが分からない。

提出日になっても私の用紙はまっちろ。
同じ社員の子と一緒にランチをしながら、その用紙を見せ合っていると、
みんな長所をずらりと書き並べている。
なんで？なんでそんなに分かるの～？？？
あんたそんなに長所あったっけ～？？？結構意地悪なのに～？？？って子もずらりと書いてる。笑
レストランのテーブルに突っ伏してうめいている私を、その子は「可哀そう～！」と笑った。
あんたの書いた長所の部分、今度マジックで塗りつぶしてやる・・・。
心の中で呟いた。でも、正直言って彼女が何故か羨ましかった。

結局、私は長所のところを一つだけ書いた。

「笑顔」

先生が教えてくれたのよ！みんなを幸せにするって！私の笑顔。
でも、それだけしか浮かばない・・・。

あとはずらりと短所を書き並べて提出した。
だって、叱られ続けた私の脳ミソには、短所だけしか知りえないのよ。

それから数日後、私は上司に呼ばれた。
いや～な汗が体の全部から出てきた。
「渡辺～！わ・た・な・べ～！！！」
欠勤してるフリしようかと思って机の下にもぐる前に、名前呼ばれて反射的に返事した。

私　「やっぱ、まずかったよな～・・・。」
友人「うん、まずかったかもね～・・・。」


クイックイッと人差し指を曲げて、こっちへ来いと合図する上司。
ちょっと変な笑いを口元に浮かべて・・・。ぶ、不気味～！

中学高校とイヤって程生徒指導の先生に怒られて、
やっと学校卒業したら、今度は上司から説教なの～～？？？

しぶしぶ上司のデスクの前に立って、思い切り頭を垂れてたたずむ私。
説教くらったら泣いてやろうか・・・。
あ、長所のところに書けばよかった。
「ウソ泣き」　　
いや、これは長所じゃなくて特技か・・・。

そんな事を考えていると、上司が笑って私に一言。

「今年の新入女子社員の中で、お前が一番伸びる！」

「ぇ?・・・・・・・・・・・・・・・・・。（何言ってるか全く把握できず。）」

私、しばし沈黙、そして意味なく後ろを振り返ってみたりする。

「いいか？渡辺、自分の短所を知ってる人間は、その短所を長所に変えようと、
　誰よりも努力するということを知っている。
　お前は努力することを誰よりも知ってるから、誰よりも伸びる！ばいなぽれおん！」

「・・・・・・・・・・は、はい～？」
返事にならない疑問符の返事。

「下がってよし！」
お首をかしげながら戻ろうとしたら、上司が一言。

「お前の素直さと笑顔に乾杯！」

とにかく分からないけど、乾杯！って言われたから振り返って一礼して自分の席に帰った。
出世してる人間の言うことは、平社員のペーペーOLには理解できない。
でも、まぁ、短所を並べ挙げたってことは、上司にしたら素直な部下ってことですね？
とにかく笑って課を和ませろってことですね？
先生！先生が教えてくれた私の笑顔に、意味不明の上司が乾杯って言ってくれたよー！


仕事が終わって友人達が集まってきて、あれこれ聞かれた。
「何なに～？何て言われた～？？？怒られた～？？？笑」
「なぽれおんって・・・。」
「はぁ～～～？？？他には？？？」
「乾杯！って・・・。」
「ちょっと～！何言ってるんかさっぱりやーー！おばかーー！！」

その後、その上司は何かと可愛がってはくれた。だからいっぱい笑わせてあげた。

ある日、
「渡辺～！昨日の顧客の住所教えてくれ。」
「あ、は～い。だいじこじってところです～。どこにあるんでしょうね・・・。」
「・・・・・・・・・、おおあざこあざってとこにあるな。--；」
次の日の朝、
太マジックで、表紙に大きく私の名前が書いてある、
分厚い漢字辞書が私の机の真ん中にどん！
上司が買ってきてくれていた。
ついでにオフィス近くの美味しいパン屋さんで、カレーパンも買ってきてくれていた。

それから数ヵ月後、そんなに可愛がってくれた上司を私はがっつり裏切った。
成績を上げるどころか、出来ちゃった結婚にてさっさと寿退社。

送別会の記念写真には、その上司の横でニッコリ笑ってピースサイン。
反省の色全くないどころか、してやったり・・・みたいな。笑

その送別会で、上司と入社当時の懐かしい話に花が咲いていたとき、
長所と短所を書かされた時の話が出て、私は上司に建前上一応謝った。

「○○課長、あの時、乾杯！って言ってくれたのにも関わらず、
ご期待に添えなくてごめんなさい。（ペコリ）
出来の悪かった部下に、はい、乾杯。」

その時初めて上司の言った言葉を私は間違えて捉えていたことを知った。

「渡辺・・・、あの時、乾杯と言うたんじゃなく、俺は。」

そう言って小さなメモを胸ポケットから取り出して、一言書いた。

「完敗」



時々想い出しても、その文字が浮かんできたら、胸の奥がじ～んとなる。勇気が出る。

今やっとあの時の上司の言葉と先生の言葉が、時間を掛けてハートの中で熟成されて、
生きている。素直に笑える自分を大切に想える。

これ、失敗だらけの人生を歩いてきた私の、唯一の自慢話２こ。笑

私は、未だにあの落ちこぼれ生徒を、落ちこぼれ社員を褒めて育ててくれた先生と上司の器には勝てないけれど、
あれからも、笑って泣いて怒ってまた笑って、忙しい人生まだまだ続いていく老けていく・・・。
やっと長所は笑顔と人見知りしないこと、と少しずつ増えてきて、＾＾；
鏡の前の自分に、やっと「さつき、あ～たが大好きよ！」と笑えるようにもなったのは、
そんな人たちの暖かなハートに見守ってもらってたからよね・・・。

今は友人達や娘達、そしてセッションに来てくださる方々の笑顔と優しさに完敗の日々、幸せの日々。
今日も癒し癒され笑顔を忘れず・・・、辛い時こそ、特に笑顔は大事なのよ！
笑うとね、スピリット達がクルクルあなたの周りをまわって喜んでくれるのよ！知ってた？
そうすると、自然にあなたのハートにヒーリングが起きるのよ♪本当よ！




って・・・・・、思わず自慢話？に花が咲いて、プロフィール内容まとめるのをすっかり忘れて、もう朝だわね・・・。とほほ。







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詳細は、ソウル＆ボディヒーリングのページをご参照下さいませ。

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