カテゴリ:ミディアム
秋の夜長のお供に、ちょっと切なく笑えるお話…♪ 「頑張っとるか~。」 「お前も頑張れよ~。」 6年前脳梗塞で倒れてから、リハビリ頑張ってくれたお陰で、 何とか杖を突きながらでもしっかりと歩いてくれている父と、 先日顔面負傷娘の、いつものご挨拶。 いやほんと、どっちも頑張れ。 父の目的は私ではなく、娘達が帰って来るのを待ちわびる。 いやほんと、孫依存じじぃです。 そんな父がふと口にした言葉。 「秋は人恋し、お父ちゃんSに逢いたい。」 「秋の夜に、Sは天国にて父を見下ろす頑張れよ~。字余り。」 「うまいな。」「まあね。」 父も秋の切ない情緒を楽しんでいるのか、 どうやら随分前に天国へと旅立った親友を懐かしんでいるようでした。 父の大親友だったSさんは、泉州男の見本のような男性でした。 いかつい顔でお祭り大好きで、大きな声で笑い怒鳴り暴れ、 酒豪で何やっても豪快で、誰からも絶大な信頼を得ていました。 父とSさんが揃えば、ろくなことをしないと周りから言われていました。 何故か二人でしょっちゅう温泉旅行に行きました。 お土産でごまかし実は悪さばっかりしていました。 妻にバレていないと二人とも思ってるあほでした。 父はSさんと居る時はほんとに楽しそうで、 私もそんなSさんがほんとに大好きでした。 息子が二人居るSさんにとって、娘が3人も居る父の家は、 遊びに来るたびハーレムだと大喜びで可愛がってくれました。 父もその時ばかりは娘に偉そうに指示したりでご満悦でした。 私が長女を産んだ時も、可愛い可愛いと連呼しては、 父の手から取り合いし、二人本気で喧嘩してました。 「お前はいつでも会えるやんけっ!」 「俺の孫じゃはよ返せあっち行け!」 娘がぐずり授乳するからと私が取り上げると、 Sさんは決まって、慌てて父を引っ張り出し、 「なんぼ自分の娘でも観たらあかん!こっちで待っとけっ!」 「何言うてんじゃ!俺は父親やねんから観てもええんじゃ!」 「そんな権利お前にあるかいっ!はよこっち出てこい!」 「お前はあっち行っとけ!娘の娘は全部俺の娘じゃい!」 授乳のたびに部屋の向こうですったもんだの喧嘩勃発。 やっぱり二人あほでしょ? そんな笑い話が山ほどあったSさんが、 ある日突然病に倒れてしまいました。 そして、あっけなく天国へと旅立ちました。 まだ50代の血気盛んな働き盛りの年でした。 お葬式で父は受付に座って接待をしていましたが、 真っ赤に泣き腫らした目で受付で笑っている姿は、 父の人生の中でも、後にも先にも父にとっては、 これ以上の悲しみはもう無いんじゃないかしら。 そう感じたほどの、憔悴しきった姿は今でも鮮明に憶えています。 実は父、Sさんに最後に逢えるチャンスを逃していたのです。 病が発症し直ぐに入院したものの既に手遅れで、 自宅に戻り療養していたSさんが何を想ったのか、 ふと、父に電話をしてヒマだから遊びに来いと言いました。 その時父はSさんに逢いに行く予定を次の日に準備しており、 自宅に戻ってからは度々お見舞いにも顔を出していたので、 元気そうな声に、明日行くから待ってろと伝えたそうです。 お見舞いには私も娘を連れて一緒に行く予定でした。 その夜、Sさんはご自宅の縁側で倒れ、息を引き取られていたそうです。 ご家族がたまたま皆さん出掛けていたほんの数時間の間だったそうです。 私は次の日の朝、母からの電話で知らされパニックになりましたが、 Sさんが亡くなった夜に、私、夢の中でSさんと逢ってたんですよね。 長くなるので続く・・・。(引っ張る。笑) ☆スピリットガイド・セッション ☆スピリットビジネス・セッション ☆ミディアム・セッション 各セッションお申込・お問い合わせはこちら ↓ Leap soulリープソウルHP オルゴナイトご案内・ご購入 恋愛・お仕事・母娘、女性を存分に楽しむのだブログ。 「Half moon」 Facebook(楽し騒がし猫日記とか時々更新) Satsuki Watanabe お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2017.09.10 18:18:43
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