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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2024.01.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日の
「何でも好きにやっていいんだよ」と子どもを好き勝手にさせるのは無責任です。好き勝手に言ったり、行動している子に責任感が生まれるとも思いません。
からの続きです。

図書館や、お店の中や、電車の中のような所で、子どもが大声を出しながら走り回っているのをただニコニコして見ているだけのお母さんも時々いますが、そういう育てられ方をしている子に責任感が生まれるとは考えにくいです。

ダメなときに、ダメなところで、ダメな行為をしている時は、ちゃんと「ここではそういうことをしてはいけない」ということを伝えるのが親の義務でもあります。

ただし、厳しく叱る必要はありません。また、ただ厳しく叱るだけでは同じ事を何回も繰り返します、子どもの意識が変わらないからです。
特に、お母さんとの間に信頼関係が築けていない場合はなおさらです。
だからといって、くどくど説明しても無駄です。子どもは大人の面倒くさい説明は聞き流すだけですから。

理屈で説明ばかりしていると、子どもはその理屈を逆手にとって、お母さんに何か言われたときに理屈で反論するようになります。さらに子どもは、「大人の論理」を超越した「子どもの理屈」で反論してくるので太刀打ちできません。

これは家庭でも学校でも同じですが、大人との間に信頼関係が築けている子は、それほどダメなときに、ダメなところで、ダメな行為はしないものなんです。
また、「ここではそういうことをやめようね」と言えば、大人との間に信頼関係が築けている子は、多少は自分の意志で自分の行動をコントロールしようとするのです。
(ただし、発達障害の子は自分の行動を自分の意志でコントロールするのが苦手です。)


また、身近にいる人と信頼関係を築く事が出来ないような状況で育っている子は責任感も育ちません。責任感が育つためには周囲の大人や仲間との間の信頼関係が必要になるのです。

「うちの子はいつも困ったことばかりする」と嘆いているお母さんは、お子さんとの間に信頼関係が築けていないのでしょう。そのようなお母さんを見ていると、いつも叱ってばかりいます。

逆に、子どもがダメなことをしているのに何も言わないお母さんもまた、子どもとの間に信頼関係が築くことが出来ません。そのようなお母さんは子どもがやっていることに無関心です。そのため、子どもはお母さんの気を引くために「ダメなこと」をしている可能性もあります。
それでもお母さんが無視していると、行動はどんどんエスカレートしていきます。

ですから、その場、その時だけ何とかしようとしても無理なんです。
日常生活から変えていく必要があるのです。
これは家庭の中でも、学校でも同じです。

子育てや教育で、まず最初に必要になるのは、子どもと大人の間の信頼関係を築くことなんです。「何を教え、伝えるのか」というのはその後の話です。

夢みる小学校の予告編に出てくる校長先生の
大人が責任をとるからね。自由には責任を伴うというのはこの学校ではタブーなんです。
という言葉も、子どもとの間に信頼関係を築くためのものなんでしょう。

だからといって、何もせず、何も伝えず、何も言わないでただ見守っているだけでは、子どもとの間に信頼関係を築くのは難しいと思います。

人目を気にしてではなく、子どもの成長を願って「ダメなことはダメ」と伝えることも、子どもとの間に信頼関係を築くためには必要なことなんです。子どもは、叱らないお母さんよりも、ちゃんと叱ってくれるお母さんの方を信頼するものです。

それは皆さんが、お茶でも、歌でも、踊りでも、何かを学ぶ時のことを考えればよく分かると思います。「褒めるばかりの先生」や「叱ってばかりいる先生」を信頼することは出来ませんよね。

ただし、行為は否定しても子どもを否定してはいけません。
「それをやっちゃダメよ」と伝えるのはOKです。

でも多くのお母さんが、その後に、「全くあんたは何回言っても聞かないんだから」とか、「私の仕事を増やさないで」などと、子どものことを否定するようなことを言っているのです。
でもそれは、子どもの成長を願っている人の言葉ではありません。子どものことを信頼していないから出てきた言葉です。そして、お母さんに信頼されていない子どもがお母さんとの間に信頼関係を築くのは難しいです。

また、子どもに色々なことを伝えることも、子どもとの間に信頼関係を築くためには必要なことです。お母さんがお料理を作っているときに子どもが「私も一緒にやりたい」と言ってきたら、包丁の使い方や料理のあれこれを伝えることでも信頼関係は生まれます。

さいしょから、「じゃあ、一人でやってみな」と放り投げるようなことをしていたら、信頼関係を築くことは出来ません。
「あんたには無理」と、子どもの気持ちを否定していても信頼関係を築くことは出来ません。

子どもの意志を肯定しながら、子どもに出来る事は子どもに任せていくのです。その際、「ダメなことはダメ」とちゃんと伝える必要もあります。包丁の使い方などもちゃんと伝えないとケガをしてしまいます。お母さんにはその痛みも責任も負えません。

また、多くの場合、子どもが困ったことをするのは「退屈なとき」です。何をしたらいいのか目的が見つからないときに、子どもは「簡単に楽しめる何か」をして楽しもうとするのです。ときにはそれがイジメだったりします。
そして、信頼できる仲間がいない子はいつも退屈しています。





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Last updated  2024.01.14 08:59:20
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