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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2024.01.30
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「不思議感覚」は「理解したい」「知りたい」という想いから生まれます。
ですから、子どもでも大人でも、「理解したい」とか「知りたい」という想いがない人は、何を見ても、何を聞いても「不思議」は感じません。

それはつまり、暗記だけで勉強してきたような人は「不思議を感じる能力」が弱いということでもあります。

また、自分の頭で考えずに他の人の指示や命令に従って生きてきた人も同じです。育児書通りに子育てをしようとしている人も同じです。

子どもの成長や、行動や、感覚や、考え方は「不思議」に満ちていますが、そのような人は毎日子どもと関わっていても、その不思議を感じることはなく、「自分の期待通りに子どもが育っているのかどうか」ということばかりを気にしています。

また、子どもが見せてくれる「不思議」を感じることがないので、「子どもの言葉」にも耳を傾けません。子どもがやっていることにも興味を示しません。子どもの成長や言葉に驚きを感じません。

そして、そういう人ほど「方法論としてのしつけ」ばかりを聞いてきます。「どうやったら子どものこういう行為が収まるのでしょうか」というような質問です。

でも、子どもの行動を矯正するよりも前に、「なんで子どもはそんなことをするんだろうか」ということを考え、理解する必要があるのです。
そうでないと「子どものため」と思ってあれこれやったりしつけをすることで、逆に、子どもの成長を阻害してしまうことが多いからです。


それに対して、子どもの成長や、行動や、感覚や、考え方に「不思議」を感じることが出来る人は、子どもを監視するのではなく、子どもを見たり、子どもと関わることを楽しむことが出来ます。
子どもがやっていることを一方的に止めたり、矯正するのではなく、一緒にやったり、もっとやらせてあげたくなります。そうやって、子どもが見せてくれる不思議を楽しもうとするのです。

そのような人は、「押しつけるしつけ」にはあまり興味がありません。じゃあ、「そういう子育てを受けた子」は「とんでもない子」に育ってしまうのかというと、実際にはその逆のことが多いのです。

厳しいルールを押しつけられて育っている子は、ルールの抜け道を探すのが得意になります。お母さんの見ている前では「いい子」で、お母さんがいなくなった途端に「問題児」に変身してしまう子もいます。また、ルールを破ることに快感を感じるようになる子もいます。

でも、お母さんが子どもの成長や、行動や、感覚や、考え方に「不思議」を感じ、それを子どもと一緒に楽しんでいると、子どもは逆に自分でルールを見つけたり、作ったりするようになるのです。ルールがないと楽しくなくなってしまうからです。

鬼ごっこだって、ルールがあるから楽しいのです。ルールがなかったら鬼ごっこだけでなく、「みんなでやる遊び」は何も出来なくなってしまいます。
同じ「鬼ごっこ」でも。ルールをちょっと変えるだけで、違う「鬼ごっこ」を楽しむ事が出来ますよね。ルールは人を規制するためのものではなく、みんなが人と人のつながりの中でもっと楽しく、もっと幸せに生きるために必要なものなんです。

お母さんや偉い人が押しつけてくるルールは、お母さんや偉い人のためですが、子ども達が発見したルールは自分たちのためなんです。

また、人は不思議を感じた時。「なんで?」「どうして?」と、その意味や理由を考えようとします。そして「理解する」ということは「ルールを見つける」ということでもあるのです。
古代の人はそうやって、この世界の不思議の裏側で働いているルールを見つけようとしたのです。それが神話や様々な昔話として残っているのです。


それが、人間が人を楽しませるために作った物語と、昔の人が、自然や不思議を理解しようとして生まれた神話や昔話などとの大きな違いです。

7才までの子ども達は「ファンタジー」と呼ばれる世界の中で、いつもその不思議と出会っているのです。
でも今、7才になる前に「ファンタジーの世界」から引きずり出されてしまっている子どもがいっぱいいます。そういう子ども達は「不思議」を感じる力が弱いです。
「あれって不思議じゃない?」と振っても、知識で答えようとしてきます。





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Last updated  2024.01.30 08:56:40
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