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カテゴリ:日替わり日記
タイトルはドウディンという人の言葉です。 なぜこんな言葉を思い出したのかというと、イチローの言葉「(人生において)苦しみを知らずに生きた人は可哀想だと思う。僕は苦しみを乗り越える喜びをもってきた」というようなことを発言したと聞いたからです。 僕はヘソ曲がりの性格。イチローの才能はすごいと認めつつも、もし、ヤンキースなどいつも優勝を狙うチームにいたら果たして記録が達成できたのだろうかと、つい斜めに見てしまいます。 しかし、無条件にイチローに感心するのは、試合後などの言葉のキレです。とっさに出るとしたら言葉の天才だし、つねに考えているとしたらその努力は尊敬ものです。 「普段と変わらない自分でいることがボクの支えだった。苦しいところから始まって、苦しさから辛さになって。辛さを越えたら今度は痛みがきて...心にね。」 「自分で無意識にやっていることを、もっと意識をしなければならない。」 「今自分がやっていることが好きであるかどうか...。」 「僕は決して「打率4割」とは言わないんです。6割の失敗は許してやるわ、と。いつもそう言っているんです。」 「苦悩というものは前進したいって思いがあってそれを乗り越えられる可能性のある人にしか訪れない。だから苦悩とは飛躍なんです。」 「今自分にできること。頑張ればできそうなこと。そういうことを積み重ねていかないと、遠くの大きな目標は近づいてこない。」 ところで、昨日のえんとりーでのコメントのやりとり。 ちょっと忙しくて、きちんと応えられないのが心残りですが、こちらもなかなか意義深い討論になっています。無断再掲させていただきます。 Rinnさん 姓名について、ハッと目から鱗のご意見。 そうだけど、中国みたいに頑なに外国人の名前を自国語読みするようなのも尊大で、感じよくないですね。漢字つかってる日本人にだけなのかなあ?欧米語を無理やり漢字に置き換えてるのなんて、意地みたい。 日本語にはカタカナもあるから外国語を受け入れやすいこともあるでしょうが。 思うのは、発音のことで「ハトヤマ」の「ヤ」にアクセントくる言い方は、外国人が言いやすいからだけで、あれはちゃんと日本語のアクセントでいいと思う。 こちらのJRの車内案内は日本語、英語、中国語の放送がありますが、「博多」は「ハカ~タ」でなく「博多」と言ってますよ。 bonbonusさん 文字には音のみを表しそれ自体は意味のない「表音文字」ハングル、ひらがな,アルファベットなど。とそれ自体意味をなす「表意文字」 があります。代表的なのが『漢字」です。 表音文字(ひらがななど)を持たないのは中国だけで世界的にもめずらしい言語形態の国です。 なぜ漢字に無理やりするのかという疑問ですが、これは『音』だけ わかっても『漢字』が分からなければ書けないという構造上の欠点が あるわけです.そのため同じ漢字でも4音(ピンインといいますが)で発音を区別しています。従って日本人が毛沢東をモー・タク・トー と日本風に発音していては全く意味がつうじません。 mao zedong マオ・ツトウンが世界中で使っている正式名です。 ちなみに現在の国家主席胡錦涛(こきんとう)の発音は HU JINTAO ホウ・ジンタオ。ホー・チミンの漢字名は胡志明です。 以前にもどこかで申し上げたと思いますが、欧米という感覚は日本人の世界観を狭くしております。欧と米は全く違う文化(米に文化が存在すると仮定してですが)が存在しています。 mskさんが指摘された欧州のハンガリーは地理的には欧州ですが民族はアジア系です。従って日本のように氏族名が先にきます。 欧州ではフィンランド,バスクがそうです。 フランスでも入国する場合カードには姓,旧姓(女性の場合)名となっています。母親の旧姓はどの役所でも必要です。 なぜ名前が先に来るかというと、いろいろな人種が混ざりあい,複雑な人種構成をしている米,欧では日本のように姓名が2字3字で収ままれない事情があります。 たとえばユダヤ系の名前でZITRINBAUMさんなんて簡単に発音できません。この意味はレモンの木というです。この人たちはフランスにきて フランス語のレモンの木の意味のcitroen(車で有名なシトロエン)になりました。 アラビア人の名前は苗字が4代目まで言わなくてはなりません。 日常生活で苗字を呼びあうことは社会生活に支障をきたす事になるかもしれないわけです。(きっちり発音できない) 仏では身分社会ですから,同僚,家族は名でツトワイエ(2人称)で呼び会いますが,上司は苗字でよび必ずブボワイエ(2人称英語のyou)でよばなくてはいけません。 英語はこの2人称の区別がすべてyouになったので世界言語になり得たとおもいますが。 それから,2000年前から家(氏)族名,個人名という順序と言うことですが、それは歴史の本で習ったことで、現実には明治以前日本人の95%の人は苗字がありませんでしたね。 何々村の田吾作であり,嫁の粂であり、捨吉の恥かきっ子の外吉だったと思います。くまさんはっつあん、ご隠居だったですよね。 今更苗字が前になっても名前が前になって呼ばれても,その国の習慣に従うのが妥当だと思いますが、むしろ外人が日本にきたら苗字を先に名乗らせる(実際外人タレントはそうですがスペクターとか)。 早く日本も在日韓国人が自分たちの氏を名乗って堂々と仕事ができる国になればいいと思います。アイヌ人も日本名ではなく,自分たち固有の名前が名乗れる国になるといいとおもいます。 ちなみに現在の韓国大統領李明博の日本名は月山明博だったのをご存じでした。 最後にピカソの本名を記します。 母親方の名前父親方の名前名付け親の名前などが織り込んであります。これが欧州なんですよ。 PABLO DIEGO JOSE FRANCISCO DE PAULA JUAN NEPOMUCENO CRESPIN CRISPIANO DE LA SAINTISSIMA TRINITAD RUIZ Y PICASSO ちなみに 鳩山由紀夫は中国語で jiu(1) shan(1)you(2)ji(4)fu(1) と発音します。(数字は4音です) 欧米(特にアングロサクソン系)の言葉は言葉が2シラブル以上になると2番目にアクセントをつけます。 はと・やまは2シラブルになるので「や」にアクセントがかかり奇妙な発音になるわけです。 フランス語は関西弁のように全て第3シラブルにアクセントがくるシステムになってまるでさざ波が打ち寄せるように発音工夫されています。(耳元で囁くようにできているみたいです。) Rinnさん 中国人の人名についてのご指摘は、日本人の偏見ではなく、国際的な慣例に従ってると聞いたことがあります。 ある国が外国人の名前を読むとき、なるべく相手国の発音に近く読む。文字は音から、自国の言語に近く表記する。それは相互のことで、相手国がそうならこちらもそうする。(その点、日本ではカタカナが便利) 国際会議など複数の国が集うときは、共通言語として英語表記にするのでしょう。 中国はそれをやらないで、漢字に対してだけそうなのか、自国語読みにしかしない。だから日本も中国人名については日本語読みするのです。これは偏見でなく、慣例なんでしょう。アルファベット表記については、よく知りませんが。 まあ、国際的に通用しようと思ったら、どちらも本来の発音に近くした方がよいでしょうが。 それから、「欧米語」と一括りにしたのがお気に召さなかったようですが、、そう書くときチラリとbonbonusさんのことが浮かびましたのよ。それぞれで違うことはいつも力説してありますので。^^ ハンガリーについてのご説明には納得。ただ、この場合アルファベットを使う言葉という程度の意味でした。お許しを。 言語はその国の文化そのものですから、相手の国に敬意をはらう意味で、人名・地名くらいは原語に近く発音するのがよいのかもしれません。国際的共通項として表記は英語にするとか。 オマケ: 「bonbonus」とはどう発音するのでしょう?「bonbon」のラテン語読みとおっしゃいましたが、わかりません。 英語ならカタカナで書くと「ボンボナス」なのでしょうが…。読みだけの関係なので、聞きそびれていました。^^; なんだか、僕のブログらしくない知的なやりとりになりました。 いいですねー。こんな会話も焚き火を囲みながら交わしてみたいなー。 励ましのクリックを お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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