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カテゴリ:日替わり日記
という句を思い出した。 フィギアスケートなど見ているうちに2月が終わってしまいそうだ。 浅田選手は金メダル獲得はならなかったが、2回のトリプルアクセルを完ぺきに決めるなど、次につながる演技だったのは間違いない。 思えば夏の東京オリンピックでも長野オリンピックでも日本人選手が大活躍した。かつて東ドイツなどがオリンピックで活躍した時代もある。 国に欠乏的勢いのあるときには、スポーツも国威発揚的に利用され強くなるものだ。 韓国選手の活躍は、韓国が国としてまだ成熟しきっていないことのあらわれだろう。 くらべて日本という国はそろそろ熟年年代ともなって、目標を見失った混迷時代に入っている。 こうしたなかでも、目標をもって努力をつづけている若者たちがいるということが、日本という社会の救いではないだろうか。 首都の知事が、銅メダルを取って狂喜するなんてこんな馬鹿な国はない、と漏らしたようだが、オイボレたちがこんな落ち目の日本社会にしたにもかかわらず、世界を相手に努力している若者たちこそまず労うべきではないか。 浅田真央選手もキム・ヨナ選手もまだ19歳、これからも二人のライバル関係はこれからも続くだろう。 金という目標を達成したキム・ヨナ選手と、銀で終わった浅田真央選手のモチベーションの違いは、4年後にあらわれるだろうと期待する。 切磋琢磨を続ける2人には今後も素晴らしい演技をみせてもらいたい。 といっても、国家など背負って戦う必要はない。自分のために、応援する人々のために、精一杯努力する姿を見せてくれればそれでいい。 しかし2月という月は理不尽な月だ。なぜ28日(もしくは29日)しかないのか。 零細家内工業の僕にとって、この1日2日の短さがなんとも慌ただしい日々を送らせられる。 そして、あれほどメダルをせまった人々も、桜が咲く頃にはオリンピックがあったことさえ忘れているだろう。しかし、高橋選手や浅田選手らはそんな時にも汗を流しているんだよ、きっと。 こんな日記でも面白かったという方は、 [Ctrl]を押しながら、左右クリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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