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カテゴリ:日替わり日記
一茶を気どってみてもせんないことですが、2021年はぼくにとってはほどほど、日本にとってはあまり良い年とはいえませんでした。 ともかくも、今年はコロナ禍も無事におさまり、良い年なるといいですね。 昨年は、二束三文で購入した田舎の山つきの古屋をほぼ手作りでリノベーションし、作業場兼隠れ家が完成しました。 ゲストや友人たちがいつ来ても、泊まっていただける最低限のものは揃えたはずです。 今年は、その家を使ってあることを企んでいます。(といっても、国賊安倍一族のような大それたことではないから、ご心配なく) ということで、2022年はたぶんぼくにとって、楽しみの多い年になるはずですが、詳細はまだ内緒です。 ところで、川瀬巴水(かわせ はすい)を知っていますか。知る人にとっては超有名人ですが、恥ずかしながらぼくは、この版画と出会い、不思議な懐かしさに惹かれ、作者のことを最近知ったばかりです。 川瀬巴水は、日本の浮世絵版画を確立した人物で、近代風景版画の第一人者ということです。 日本的な美しい風景を叙情豊かに表現し「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の広重」などと呼ばれるとのこと。国内よりもむしろ海外での評価が高く、浮世絵師の葛飾北斎・歌川広重等と並び称される程の人気。 あのアップルコンピューターのスティーブ・ジョブズが少年時代に惹かれ、彼の美意識に多大な影響を与えたことでも知られています。
日本の評価は、稚拙な政治によって墜ちゆくばかりですが、学術・芸術分野のすぐれた人々によって、何とか補われているようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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