人間は寂しがりやだ
皆、誰かに自分が辛い立場である事を知ってもらいたいと声にならない叫びを人が見ている何らかのモノに書き記す。例えば、学校で人があまり出入りしない場所の壁に書いたり。例えば、誰かが見るであろうノートに書いたり。例えば・・・人間は寂しがりやだから自分一人で抱えきれなくなると様々な方法で誰かに伝える。 その誰かが決して見ないであろう場所に。その方法は人間がいつの間にか知りえてしまう方法。自分の崩壊を防ぐ自己防衛本能だ。知らなくていい事なのだが知らなかったらまた別の方法に辿り着くのだろうと俺は思う。人は決して一人では生きていけない。人間は寂しがりやだから。それは当然の原理で有り得ても良い事。有り得なければならない事。