フィリピンでの死者は1万人以上!!各国の支援状況は?
超大型台風に襲われたフィリピン。多くの家屋が倒壊し、約420万人が被災するという同国史上最悪の被害状況で、死者数は1万人にのぼるとも言われる。 日本政府は既に医療支援部隊が現地で活躍していますが、今後、千名規模の派遣部隊の増援を予定しているとのことです。フィリピンからの支援要請がありばいつでも派遣出来ると云われています。 現在、世界各国や国際機関が被災地への救援を本格化させています。これまでに被災地支援を表明した国や団体組織の一部ですが、米国政府は12日、食糧や避難物資、医療衛生品などの救援物資を含む緊急援助2,000万ドル(約20億円)を申し出たそうです。米国のチャック・ヘーゲル(ChuckHagel)米国防長官は、5,000人の船員と80機以上の航空機を搭載した米海軍大型空母ジョージ・ワシントンと、米海軍艦艇数隻に出動を命じたそうです。同艦艇がフィリピンに派遣され、人道的医療支援と物資の提供を大規模に行う。 米艦ジョージ・ワシントンは11日夜、寄港先であった香港を出航した、同じく空母アンティータム、米ミサイル巡洋艦カウペンス、ミサイル駆逐艦マスティンもフィリピンの被災地沖に向かったとか。約90人の米海兵隊員は、既に支援活動のため現地入りしていると米国防省は報じています。 英国はフィリピンへ援助金1千万ポンド(約16億円)を提供するそうです。この中には、寸断されている道路や交通網に代わり、フィリピン東部セブ島へ飛行機で救援物資や生活必需品、水の浄化剤などを運搬することも含まれているようです。また、救援活動をスピードアップするためにデアリング級駆逐艦を派遣するとか。 国連人道問題調整事務所は、フィリピンへ2,500万ドルの緊急支援を発表した。オランダの都市ライデンに拠点を構える慈善財団イケアグループ(IKEA)は、フィリピンでの救援活動を支援するために200万ユーロ(約2億7,000万円)をユニセフ(国連国際児童緊急基金)に寄付した。 欧州委員会は即時支援の300万ユーロ(約4億円)を含む緊急支援金800万ユーロ(約10億7,000万円)を提供すると10日に発表した。人道支援団体を通じてフィリピンに支給される。 オーストラリアのジュリー・ビショップ(Julie Bishop)外相は負傷者に救急医療を提供するため、オーストラリアの医療チームの派遣を含む1千万ドル(約10億円)の支援を行うと発表しました。このうちの300万ドル(約3億円)はオーストラリアの非営利団体に送られ、400万ドル(約4億円)は国連の援助機関に送られるようです。 ニュージーランドのマレー・マカリー外相は200万ドル(約2億円)の支援を行うと発表しました。このうち75万ドル(約7,500万円)は救済と早期復興努力を支援するためにフィリピンの支援団体と関係のあるニュージーランドの非営利団体に送られる。残りの125万ドル(約1億2,500万円)も数日内にフィリピンに送られる。また緊急支援のため国際赤十字に追加の15万ドル(約1,500万円)を確約しているそうだ。 中国政府は総額20万ドル(約2,000万円)の援助を発表しました。このうち10万ドル(約1,000万円)はフィリピンで活動している中国赤十字に送られるそうです。日本は阪神淡路大震災や東日本大震災で各国から救援を頂いているので、それの恩返しの意味からも被災者に対して最大限の支援をしなければならないと思います。支援に行かれる自衛隊の皆様始め関係者の皆様の安全を心からお祈りします。ご安全に!!