California Journal

6回目の司法試験に向けて勉強している夫がほざいた。

「集中力がよくなる薬あったよな？なんだったけか？
ザナックスだったか？なんかあったよな？」

「ザナックスは抗ウツ剤か、精神安定剤ちゃうん？
なんでそんなもんがいるん？」

「さっきから、練習問題やってるんだけど
全然集中できなくて、違うことばっかりかんがえてるんだよ。」

「そんなもん、薬なんかにたよらんと、自分で鍛えろよ！
集中力なんか、昨日や今日すぐつくもんとちゃうんやから！
毎日、毎日の習慣で、練習して、鍛えてつけるもんやねんで！」

皆さんはどう思われますか？

私は夫でも、鍛えれば一日何時間も勉強できるようになると思っています。

夫はそんなに勉強できないと、自分の脳の弱さをいつも嘆きますが
筋肉や運動能力が鍛えられるのだから
脳だって鍛えられるはずです。私はそう信じていますが
どうでしょうか？

夫はその日から、「集中できる薬」の話は一切していません。
とても一生懸命に、勉強に励んでいます。

今までになく、一生懸命がんばっているようですので
今回こそは、合格するようなそんな気持ちになっています。

冷たいようですが、妻の私でさえ
夫は合格するべきではないと思うくらい
これまでの夫の努力はしょうもなかったのです。

あんたが合格したら、あんたよりもっともっと勉強してる
ｘｘさんや○○さんなんか、みーんな合格するでなぁ。
申し訳ないわ！
あんたはほんまに、甘すぎるねん。

いつも言っていました。

テスト2ヶ月前になっても、毎日1時間以上テレビを見ていたのですから。。。

「あのな、テレビを毎日一時間見る余裕はもうないって思わへんの？
あんた、仕事してないんやで？それで、上げ膳据え膳やで？
勉強だけやってたらええんやで？それやのになんで勉強せえへん？
勉強があんたの仕事やねんで？試験にパスすることが、あんたの仕事やねん！
もっと性根いれてやりぃや！！
そんな勉強のやり方で合格なんて、絶対にできひんからな！！」

3日に一回、爆弾落としていました。

テレビを見ること＝悪

そんな洗脳を続けるがごとく、テレビを見ている夫をにらみつけて
勉強させていました。

でも今回は、一度もそんなことをしたことがありません。
ほんとに一生懸命やっています。

今度こそは。。。。

妻はそんな期待で胸がいっぱいです。