471764 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

なめこ先生@食べ鉄

なめこ先生@食べ鉄

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

なめこ先生@食べ鉄@ Re[1]:阪急 PRiVACE 座席体験イベント(06/18) jiyma21さんへ インバウンド客集中でごっ…
jiyma21@ Re:阪急 PRiVACE 座席体験イベント(06/18) おはようございます。 阪急ファンとしては…
jiyma21@ Re:阪急 PRiVACE 座席体験イベント(06/18) おはようございます。 阪急ファンとしては…
jiyma21@ Re:銀河一番星(松江駅)&博多阪急の駅弁大会について(02/24) おはようございます。 楽しそうな駅弁です…
なめこ先生@食べ鉄@ Re[1]:車内販売の将来について考える(02/10) jiyma21さんへ 車内販売も合理化の波が押…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2021.06.09
XML
カテゴリ:定期列車
2月にかけて残存している旧国鉄型車両について記事を書いていきましたが、一部の形式について新しい動きが出てきましたのでこれらのネタは不定期に取り上げていこうと思います。一般紙でも記事に取り上げられていますが、国鉄型の車両は今後、年を追うごとに希少価値が高まってくると予想されるので、線区や地域によっては早めの乗車が推奨されるところです。

※6月18日にアップデートを行いました。

1、205系


現在残っているのは237両と国鉄型の中ではまだまだ多くの車両が現役で稼働していますが、日光線と宇都宮線の48両と相模線の52両についてはJR東日本からプレスリリースが出たので、置き換えが正式に決まりました。ただ、日光線の「いろは」については観光用として稼働している現状があり、引退の発表がない限りは残る可能性が出てきそうです。

上記の路線での置き換えが完了したら、次のターゲットは仙石線になりますが、E131の投入か、E233の転属など情報が錯綜しています。しかし、置き換えの対象にゆくゆくはなっていくでしょう。

また、鶴見線と南武支線の33両についても、燃料電池車のFV-E991系「HYBARI」の実用試験の結果によっては、量産車がこの路線に入ることが予想されますが、新技術の実用試験車のため、ACCUMのパターンを考えると量産車登場までには3年が必要であることからE131の導入も噂があるようです。鶴見線沿線は名立たる大企業の工場や事業所が数多く立地することや、横浜市の肝入りで開校したサイエンスフロンティア高校があることから、先進技術をアピールするにはうってつけの路線ですし、5年後には譲渡された富士急行と京都、奈良でしか見られない形式になるかもしれません。

さて、置き換え対象の100両ですが、転属や譲渡のケースを考えてみます。

①奈良線
205系が36両、103系が8両残っており、205系はこのまま運用継続が確定的です。加えて京都~城陽間の複線化と輸送力増強が行われるため、確率は低いものの譲渡の話が出ても驚かないと思います。仮に譲渡になれば、観光シーズンや正月の伏見稲荷の輸送の際に、京都~桃山間の区間運転列車のピストン運行が可能になるので、103系の置き換えの観点を含めても面白いオプションになるかもしれません。

②播但線、加古川線
103系が両線合わせて34両稼働していますが、置き換えは227系になるでしょう。仮に205系を入れるとしても、トイレの設置やワンマン対応工事、ICOCA車載器設置、制御車の電動車化、ATSの変更など細かい項目での工事が多くなるため、改造費用やランニングコストを含めたトータルコストを考えると苦しいところです。

③筑肥線
ここも②の播但線と加古川線と同様に工事が多く必要になるのと、3両化対応工事が追加で要ることから、新車を入れる方が現実的です。また、貫通扉がないため、福岡市交の区間には入れません。そうなると置き換えは3両対応の305系が考えられます。

④インドネシア
ジャカルタでの運用を考えると、長大編成が譲渡されており、実情的に短編成車両の譲渡はここも厳しいところでしょう。

⑤廃車
ほとんどはこうなるかもしれません。VVVF車と比較して電力消費量が大きいため、生き残るのは難しいかもしれないですね。

これらを考えると、全体的には他の旧国鉄車と同じような運命を辿るように予想されます。

2,415系


821系の投入によって廃車や休車が出始めている形式で、鋼製車の廃車によって今後大幅に数を減らすことが見込まれます。特にセミクロスシート車の運用が少なくなっていて、稼働しているのは僅か3編成となりました。821系新製前はJR九州に160両が残っていましたが、おそらく半分くらいに減っていくものと見込まれます。また、来年秋には西九州新幹線開業が控えていて、長崎での電車の運用が大幅に変わることに伴い(肥前浜~諫早間の非電化化による)、余剰車の廃車・転属が出てきそうです。

しかし、南福岡と大分にあるステンレスの1500番台については、当分の間10年から20年は使っていくことになりそうです。というのも、この形式を全廃にしてしまうと下関~門司間のアクセスがなくなってしまうので(関門トンネルは直流区間のためこの区間の運用には交直流電車が必要で、JR九州は発足以降交直流電車を製造したことがありません。)、置き換えが一段落したら専ら関門トンネル区間とそれに付随する運用に絞られそうです。鹿児島の24両については、朝夕ラッシュでの貴重な存在となっていることから、置き換えはまだ先になるでしょう。

3,キハ40 


項目が多いので、会社別にまとめました。また、譲渡に関する話題も出てきているので、私鉄や第3セクターについても言及していきます。

JR北海道:DECMOことH100の新製が継続中で、苫小牧、苗穂の車両から廃車が大きく出始めています。今年度もさらに20~30両前後の増備(川崎重工で少なくとも12両が製造中であることがファンサイトから判明)が予定されていることから、旭川だけでなく函館や釧路所属車にも廃車が増えてきそうです。

JR東日本:3月のダイヤ改正で一般運用からは全て撤退し、残るはリゾートしらかみのくまげら編成、越乃Shu*Kura、ビューコースター風っこ、クルージングトレインの計11両のみとなりました。残る11両はいずれも観光列車または波動用です。特にJR東日本は車両更新のサイクルが早い傾向があり、ハイブリッド車にいつ置き換えられてもおかしくない状況です。

JR九州:筑豊本線の折尾~若松間と香椎線にBEC819系が投入されたことや、YC1の長崎集中配置で転属になったキハ200,220の玉突きによる廃車が進んでいます。YC1は今後もキハ40の置き換え用として増備が引き続いて予定されていて、乗客の比較的多い豊肥本線の熊本側(熊本~宮地)や大分近郊区間(大分~由布院、豊後竹田)、鹿児島近郊区間(鹿児島中央~喜入、指宿、山川)、唐津線(佐賀~西唐津)などは対象になり得ると考えられます。

JR西日本:川崎重工で製造中のDEC700のプレスリリース次第になるかと思われますが、本格的な置き換え用として量産されると、いよいよ旧国鉄の牙城だった中国・山陰地域にメスが入ることになります。

小湊鉄道:秋田で走っていた2両を購入し、DMH17Cエンジン搭載の従来車を置き換えることになりました。現在は定期運転前の臨時運用に充当されていて、急行などに使われています。状態のいい車両については今後も譲渡が見込まれるとのことです。

北条鉄道:読売新聞の報道から、五能線で走っていた1両の購入が決定し、整備を経て来年から走る予定です。ラッシュ時の増結や検査時の予備車、観光用として幅広く活用されることになっています。国鉄型車両の運行で鉄道ファンの集客と町おこしを図るねらいです。

4,キハ66,67


JR九州のプレスリリースでも発表されたように、今月末をもって引退が決まりました。引退記念乗車券の発売や人気Youtuberスーツさん企画の団体運行、筑肥線と唐津線での運転など、ラストランに向けての企画も本格的になってきています。16両が車籍を有してはいるものの、廃車前提で小倉に回送になった車両もあり、乗車チャンスは少なくなってきていますが、長崎本線、大村線、佐世保線の長崎~佐世保間の都市間輸送で乗ることが出来ます。引退までカウントダウンになっていて、JR九州でも運用がTwitterで公開されています。

https://twitter.com/NTKiJRnagasaki/status/1405695246613180417

現役で稼働している旧国鉄型車両は電車、気動車を合わせると2600両ほどありますが、新幹線を含めたJRグループ全体での割合に換算すると約1割ほどまで減少しています。キハ40や211系、115系など大量保有の車両が残っているので思っているほどの希少価値は現時点では薄い形式もありますが、今のうちに記録を留めておくことが望ましいかと存じます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.06.18 13:11:23
コメント(0) | コメントを書く
[定期列車] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X