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なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

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2022.02.02
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カテゴリ:その他
今年の秋に開業が迫った西九州新幹線。開業と同時に佐賀と長崎の運行体系やダイヤが大幅に変わる、鉄道業界やファンにとっては一番のビッグニュースとなります。ここで開業後の運行体系やダイヤについて予想を立てていきたいと思います。予想については分かりやすく京阪のダイヤ改正の記事で用いた競馬の方式を使います。

◎:実施が確実、確定的なもの 
〇:実施が有力なもの 
△:確率は低いが実施の可能性があるもの
▲:確率的にはごく僅かだが、あっても驚かないもの

※6月7日:佐賀新聞の6月4日の記事を反映し、アップデートしました。

◎リレーかもめの運行
これは確定です。開業後の「かもめ」の名前は新幹線に引き継がれることになり、博多~武雄温泉間は「リレーかもめ」の名称で乗り継ぎの体系に変わります。これは、九州新幹線の鹿児島中央~新八代間の部分開業のときと同様のパターンです。所要時間ですが、読売新聞の記事を参考にすると、長崎~武雄温泉間が23分と算出されているようで、これに対面乗り継ぎの時間が3分、博多までのリレーかもめが最速で54分と考えられることから全体の所要時間については、博多~長崎間は1時間20分ほどになり、約30分短縮される計算です。平均時間は1時間30分台が予想されるため、平均時間も同様に30分ほど短縮されます。これにより、長崎での滞在時間が1時間は拡大されるので、食事やショッピングをより余裕をもって出来るようになります。

かもめの気になる停車駅のパターンですが、6月4日の西日本新聞の取材から以下のパターンが判明しています。運転本数は、上下合わせて現行の44本をベースにしています(本数は若干の変動があるかもしれません)。

A:速達タイプ(停車駅は諫早のみ)→7本
B:準速達タイプ(諫早、新大村に停車)→12本
C:各駅停車→25本

開業時の運行本数は、現行のかもめの本数の22往復をベースとしたものになる予定です。また、停車駅ですが、30分ヘッドで運行される時間帯はAもしくはBとC、1時間ヘッドの時間帯はBもしくはCということを予想しています。A、Bについては、上下合わせて19本が設定をされる見込みとの報道が出されています。

管理人は諫早通過のノンストップ便が設定されると踏んでいましたが、諫早は県内でも乗降客数が佐世保よりも多く、長崎のベッドタウンとして機能していることや、沿線に高校や大学が点在していること、島鉄や他の在来線との接続駅になっていることから、通過便は設定されない模様とのことで、Bの12本が新大村に停車するとされています。嬉野温泉はCのみの停車となり、これは北陸新幹線の飯山に匹敵する本数の少なさと言えるでしょう。時間帯によっては2時間空くことも出てきそうです。

平均所要時間については、Aが1時間20分、Bが1時間25分、Cが1時間30分と、通過駅の数で5分刻みでの違いになるかと思われます。

また、リレーかもめの停車駅ですが、鳥栖、新鳥栖、佐賀は全列車停車になるものと思われます。理由として、鳥栖は久留米方面からの乗り継ぎ客の利便性かつ鉄道の要衝であること、新鳥栖は九州新幹線との乗り換え、佐賀は県庁所在地でビジネス客が多く利用するというところです。これに二日市と肥前山口を適宜追加するパターンになりそうです。

そして、在来線区間の本数になりますが、6月4日の佐賀新聞の記事によると、リレーかもめは17往復の設定となる模様で、残りの5往復はみどりを武雄温泉で対面乗り換えにして対応をすることが明らかになっています。佐世保線の線路容量の絡みから、本数が限定されてしまうのもあるかもしれませんね。

◎みどり、ハウステンボスのスピードアップ
新幹線開業後は佐世保線の大町~高橋間が複線化になることや肥前山口~武雄温泉間の線路改良によって、スピードアップが図られる見込みです。783系と787系をそのまま継続して使う場合でも最大で10分ほど短縮される公算は出てくるかもしれません(その条件として、余裕時分と列車交換駅の見直しが必要です)。一方で特急車の運用に余裕が出てくることから、みどりに885系が使われる場合は博多~佐世保間で10分以上の短縮も不可能ではないところです。博多~佐世保間の所要時間で1時間半を切ることになれば、高速バスへの脅威にはなっていくところでしょう。

◎ふたつ星4047運行開始
これはプレスリリースで既に発表になっている新しいD&S列車で、往路が武雄温泉→肥前山口→長崎、復路が長崎から長与(長崎線の旧線)、大村線、早岐を経由して武雄温泉へ向かう運行ダイヤで組まれる予定です。車両ははやとの風といさぶろう・しんぺいの予備車の合わせて3両が流用され、新幹線の開業までに小倉車両センターにて改造され、リニューアルされます。

気になるサービスの内容ですが、中間車にラウンジを兼ねたビュッフェが設けられ、軽食や茶菓子などが提供される予定です。詳細は夏頃に出てくるものと思われます。

◎博多~肥前鹿島間の特急の運行
7往復が当面の3年間運行されます。ダイヤ的には朝夕の佐賀県内のビジネス客に対応したものになると考えられます。また、名称ですが、6月3日付の佐賀新聞の報道によれば、「かささぎ」になるということが発表になりました。正式決定はダイヤ改正の詳報で決まりますが、旧国鉄時代から続く、特急の愛称は鳥類の名前という伝統が踏襲される形となります。かささぎは佐賀県の県鳥で、ここから名前を取ったということは、新幹線建設に絡む佐賀県に対して一定の配慮を示した形とも取ることができますが、そこから先は暗礁に乗り上げているので、どういう形で決着がつくのか、これはファンとしても気になるところではありますが・・・。

かささぎは肥前鹿島~博多間の運行が基本になりますが、一部は福岡県庁への通勤の便や九大病院への通院客のアクセスを図る目的から、吉塚まで足を伸ばす列車も検討されているとのことです。

◎肥前山口駅の改称
開業と同時に肥前山口から江北に改称されます。これは江北町のホームページでもリリース済みです。

◎肥前浜~諫早間の非電化化
長距離輸送が必要でなくなることから、肥前浜~諫早間は非電化になります。これにより、この区間を走る各駅停車は電車から増備中のYC1に置き換えられる予定です。本数については当面は今の電車の本数と同じレベルが確保されるとのことですが、YC1が2両でも輸送力は十分に事足りる計算になってきます。

◎大村線新駅開業
大村市内に新大村と大村車両基地駅の2駅が新規開業します。市内のアクセスがより充実してくるものと見込まれます。また、大村車両基地駅のすぐ近くには県立聾学校があるため、学校に通う生徒の利便性が飛躍的に改善されます。
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​​◎36ぷらす3の運行ルート変更​​
月曜日に長崎まで運行される36ぷらす3ですが、上述の区間の非電化化に伴い、長崎に博多から電車が入ることが不可能になります。このことから、5月18日に正式に報道発表があり、9月19日(月)をもって、長崎への運行終了が発表されました。

新幹線開業後はルート変更が確実で、佐世保に乗り入れることが有力です。予想としては博多→肥前浜立ち寄り→肥前山口→早岐→佐世保といった感じになりそうですが、ハウステンボスまで行ってそこから戻って佐世保ということも考えられます。新幹線開業後の金の路は、方向転換が多く出て面白い運行経路になるかと見ています。電化区間の存続は当初、肥前鹿島までだったのですが、肥前浜まで残すということは、36ぷらす3の立ち寄りを継続するというJR九州の意思の表れでしょう。この他にも、旅行商品として車内で提供される料理について、変更が行われる見込みです。

〇415系、783系の廃車
肥前浜~諫早間の非電化化による電車の運用範囲縮小が確実であることから、余りの車両の廃車が見込まれます。特に415系は経年が特に進んでいることから、鋼製車を中心に整理対象になることが濃厚です。また、電化区間が孤立する諫早~長崎間ですが、非電化に戻すという報道もあり、そうなってくるとリストラの編成が増えることが予想されます。

一方で、ハイパーサルーンこと783系ですが、特急車の運行範囲縮小に伴って、余りの編成が一部出ることが見込まれるので、経年車の廃車がありそうです。電車の運用整理も開業と同時に起こることになってきます。

△肥前山口から先の区間でのキハ40運行
YC1は増備車が川崎車両でロールアップされて引き続き長崎に配備される予定となっているため、新幹線開業後に運用に入るのは確実です。ただ、諫早~肥前鹿島間は長崎本線でも各駅停車に関しては閑散区間の部類に入るので、単行でも輸送力が確保できる場合は、まさかのキハ40ということも出てくるかもしれません。佐賀~長崎の県境付近の区間は、現在のダイヤでも各駅停車が3~5時間ほど空く時間帯があるため、試験塗装を施した単行のキハ40の動向も合わせてみておく必要があるかもしれませんね。

▲竹下の特急停車
これは今後の乗客の利用幅次第になります。竹下は博多から1駅南に下ったところで、現在はごく一部の快速と区間快速が停車するのみですが、今春、この駅の近くにららぽーとが開業して乗降客数が増えており、快速と区間快速の臨時停車が週末を中心に始まりました。合わせて、スペースワールド跡地に出来たThe Outlets 北九州の絡みで、スペースワールドに快速・区間快速とソニックの1本が臨時停車になるなど、福岡 VS 北九州の大型商業施設バトルが勃発しています。

実際、他地域の例を挙げると、東急田園都市線の南町田グランベリーモールは、駅名の通りグランベリーモールの利用客の大幅増に伴い、終日急行停車駅に格上げになっている他、こういった商業施設の開業による乗客の利用者増加によって優等列車が停車することも十分にあり得るところです。

これ以外にもサプライズとして出てくる内容はあるかもしれません。新幹線の開業まであと半年強になってきました。新幹線は乗客の流動を劇的に変える起爆剤としての要素も満載なので、地域の活性化にしっかりと貢献できるか、ユーザーとしても長期的に見ていかないとですね。





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最終更新日  2022.06.07 21:19:44
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