さて、Ryzen9 3950XのBOINC機についてです。
3.4GHzで運用してだいぶ経ちましたのでBOINCの稼ぎがいくらかを調べてみました。
調べ方は以前とだいたい同じです。
とある数日間のスコアの平均です。
比較のために、3900X 3.4GHzの値も載せておきます。値は以前のものを使用。
その1
Ryzen9 3950X 3.4GHz(固定)電圧:0.925Vの場合
実時間1日あたりに得られるポイント 214,669ポイント
BOINC(WCG)実行時の消費電力 約107W
その2
Ryzen9 3900X 3.4GHz(固定)電圧:-0.1375Vの場合
実時間1日あたりに得られるポイント 157,800ポイント
BOINC(WCG)実行時の消費電力 約92W
電圧が片方が指定、片方がオフセットとちょっと分かちづらいことになってますが、まあ、どちらも同債に問題ない範囲内での下限値です。
で、いつもの通り
日産ポイント/消費電力
という、おおよそこのblogでしか意味を成さない数値をはじき出して比較することにします。
ちなみに、その値が大きいほうがワットパフォーマンスが良い、という事になります。
その1
Ryzen9 3900X 3.4GHz(固定)電圧:0.925Vの場合
214,669/107 = 2,006.2
その2
Ryzen9 3900X 3.4GHz(固定)電圧:-0.1375Vの場合
157,800/92 = 1,715.2
とりあえず、何はともあれ、1日20万ポイント越えです、そしてなんだかよくわからない数値が2,000越えです。
効率からしたらもうダントツですね。
3950Xは3.6GHzにすればさらにポイントは稼げますが、消費電力も上がるので効率的には下がりそうな気はします。
おまけ
前回作成した表に追加しました。
Ryzen9 3950X 3.4GHz 214,669p/107W = 2,006.2 p/W 16C32T
Ryzen9 3900X 3.6GHz 169,221p/106W = 1,596.4 p/W 12C24T
Ryzen9 3900X 3.4GHz 157,800p/92W = 1,715.2 p/W 12C24T(-0.1375V)
Ryzen7 3700X 3.6GHz 114,563p/73W = 1,569.3 p/W 8C16T
Ryzen7 3700X 3.4GHz 107,809p/90W = 1,197.8 p/W 8C16T(定格)
Ryzen7 3700X 3.4GHz 103,216p/66W = 1,563.3 p/W 8C16T(-0.15V)
Ryzen7 2700X 3.4GHz 85,127p/73W = 1,166.1 p/W 8C16T
Ryzen7 1700 3.0GHz 73,811p/70W = 1,054.4 p/W 8C16T
Core i9 9900K 3.7GHz 100,283p/75W = 1,337.1 p/W 8C16T
Core i7 8700K 3.7GHz 67,095p/67W = 1,001.4 p/W 6C12T
Core i7 7700K 3.8GHz 46,237p/55W = 840.6 p/W 4C8T
Core i7 6700 3.4GHz 38,883p/45W = 864.7 p/W 4C8T
Core i7 3770 3.4GHz 35,781p/47W = 761.2 p/W 4C8T
Core i7 2600 3.4GHz 32,067p/63W = 509.0 p/W 4C8T
Core i7 860 2.8GHz 23,227p/80W = 290.3 p/W 4C8T
Core i5 660 3.8GHz 15,064p/62W = 239.1 p/W 2C4T
Core i3 530 2.93GHz 11,039p/47W = 234.9 p/W 2C4T
Core2Quad Q9300 2GHz 9,717p/50W = 194.3 p/W 4C4T
前回3900X強すぎ!みたいなこと言いましたが…まあ、3950Xのすごいこと。