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長押 綴

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2012.09.27
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カテゴリ:◎2次裏漫
僕達の部屋には鍵がない。
だから×××がたまに忍び込んで、こっそり面白い遊びを教えてくれる。二段ベッドの上で眠る×には内緒だ。×は気付いてない。いつも通りの朝。どきどきする。
僕が下のベッドでよかった。
そう思いながら、今日の朝も×と一緒に出掛ける。





僕達の部屋には鍵がない。
だから×××がたまに忍び込んで、××に変なことをしている。こっそり、二段ベッドに空いた穴から××を見ていたけど、××は気付かなかった。朝。×××はいつも通りみたいな顔をしている。××は×××を見て少し頬を赤らめた。関係ない僕がどきどきした。
そして、ちょっとちくちくした。

風邪かな。




…風邪だった。



僕が上のベッドでよかった。

××はいつも僕の為だけに上に登ってきてくれることを、実感する。
よたよたと、あっためたミルクを運んできてくれるそのふらついた姿に胸が熱くなる。

そして、上に上るのもしんどいほど疲れ切ったとき、××が同じ布団で一緒に寝させてくれる。

鼓動が重なるのが分かる。

これはきっと、×××にはない、僕だけの特権だ。
一緒に。これからもずっと一番近くで、そのどきどきを聞いていたい。





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最終更新日  2017.03.26 22:05:54
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